田んぼの中に突っ込んだ手から泥がこぼれる。全部こぼれない内に自分の体に塗り付けると、ぬるりとした感触が腕や胸を這う。素っ裸のまま公道を歩かされる僕に、せめては体に泥を塗って、迫りつつある夜の闇に紛れこませようというY美の気遣いが幾分か含まれているのかもしれなかったが、Y美は、あくまでも僕が歩行中おちんちんを隠した罰として、泥塗りを厳命するのだった。
「もっと全身にくまなく塗るの」
語気鋭く叫ぶ . . . 本文を読む
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