奈良散策 第1003弾
11月29日に薬師寺に行きました。東塔と西塔が公開をされていたからですが、塔を見た後、一旦、外に出てお昼を食べました。薬師寺の周辺で食べるところは唐招提寺に近いところに何軒かあるだけで、そこまで歩いていきました。
薬師寺に戻る途中で養天満宮があるというので、寄ってみました。入り口が近鉄電車の踏切のすぐ向こうにありました。
中は鬱蒼としていて、やや荒れ果てた感じでした。天満宮というので菅原道真公を祭っているようですが、由緒などはよく分かりません。ネットでは「延喜式神名帳」に載っていると書かれているサイトがありますが、調べてみると載っていないようです。立札が立っていて、社叢がツブラジイを中心とした原始林的な森林形態をとっているので奈良市指定文化財ー天然記念物となっていますが、いろいろな木が混じっていて、どれがツブラジイなのかも分かりませんでした。
途中で薬師寺北門跡がありました。
薬師寺の共通観覧券には東塔と西塔のほかに玄奘三蔵院伽藍も拝観ができるというのでそちらに行ってみました。門まで行かなくても途中から境内に入ることができました。
中心に見える塔は玄奘塔です。
内部は撮影禁止だったので、写真はないのですが、玄奘塔と平山郁夫氏の描いた「大唐西域壁画」を見ることができました。これは玄奘三蔵院伽藍の入り口です。
」
北側の境内はかなり広くて、中に玄奘三蔵院のほかに本坊とお写経道場がありました。
與樂門から中に入りました。これは食堂(じきどう)で、左側が法話のあった東僧坊です。食堂は僧侶が食事をしていた建物で、平成29年に再建されました。内部には浄土図などが収められているようです。
東僧坊を通り抜けると、東塔が聳えていました。ここから講堂に行こうと思ったら、修学旅行の生徒の列が講堂に向かっていたので、先に金堂に行くことにしました。金堂には薬師如来と日光・月光菩薩が安置されていました。法話では、薬師如来がお医者さん、日光・月光菩薩が日勤と夜勤の看護師さんでしたね。当時、日本には産しなかった高価な銅で作られていたおかげで、火災でも焼けずに、むしろ表面に貼り付けられていた金箔が銅に溶け込んだという話でしたが、確かに黒光りをした立派な仏像でした。いずれも国宝です。後面から台座を覗けるようになっていました。
次いで講堂に行ってみました。ここも撮影禁止で写真はありません。内部には弥勒三尊像がありました。いずれも重要文化財です。また、背面には国宝の仏足石などがありました。
講堂を出てから金堂の横側に行ってみました。
立派な桜の木がありました。
金堂は立派ですね。
こちらは講堂です。
最後は薬師寺のハクセキレイでした。
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