奈良散策 第933弾
9月23日朝の散歩のときに撮った写真です。この日は曇っていたのですが、この間から気になっていたアメリカキンジゴカの花を見に行きました。時間限定で咲く花なので、この日はいつもよりは遅い8時40分ごろに家を出ました。アメリカキンジゴカの写真はまだまとまっていないので、それ以外の写真を先に出しておきます。
家の近くの湿地にはイボクサがいっぱい咲いています。早朝の散歩だとまったく咲いていないのですが、8時40分くらいだとこんなにも咲いていました。長く伸びている3本が完全な雄蕊で、小さな3本は仮雄蕊だそうです。
これはカラクサシュンギクという帰化植物です。「日本帰化植物写真図鑑第2巻」には載っていました。北米南部からメキシコ原産だそうです。葉が細く針状です。
キバナコスモスに止まっているイチモンジセセリです。
これはナガコガネグモ。
金魚資料館の前にホテイアオイ畑があるのですが、こんなに満開になっていました。
花を拡大してみると意外に綺麗な花ですね。
白花のツユクサがありました。
これはマリーゴールド。
変わった花が咲いていたので撮りました。Googleレンズで調べてみると、クマツヅラ科のデュランタ Durantaと呼ばれている花みたいです。
これはコフキトンボ。
それに、アレチハナガサ。
これはカナムグラの花。
それにクズの花。
そして、ヒガンバナ。
これはオンブバッタ。
そして、アキノノゲシ。秋の花がいっぱい咲いてきましたね。
これはジュズダマ。
それから、オオオナモミ。
ヤブツルアズキはほとんど終わりになっていました。わずかに残っていた花です。
最後はそのヤブツルアズキ周辺に多かったウラナミシジミです。
雑談1)この間から編集していた「大和郡山の植物Ⅲ」がほぼ完成しました。今は見直している最中です。見直しが終わったら製本に出します。これで、鳥、昆虫、動物、植物Ⅰ~Ⅲの計6冊が完成しました。大阪から奈良に引っ越してきて、奈良の人は自然にあまり興味がないのかなと思い始めました。あちこち散歩をしていてもカメラを持っている人にはほとんど出会わないし、自然観察をしている人にも出会いません(馬見丘陵公園や大和民俗公園など大きな公園に行くと、鳥を撮っておられる方にはよく出会うのですが)。歴史の古い土地なので、やはり自然よりは歴史なのかもしれません。
雑談2)そんな歴史の古い土地に住んで、最近、私も歴史を調べるのが面白くなってきました。この間から、奈良市にある率川神社について調べ始めました。この神社では三枝祭というササユリを奉納するという古いお祭りがあるのですが、遠く離れた大神神社の摂社なので、わざわざ大神神社からササユリを運んできます。どうしてこんなに離れたところに摂社を創ったのだろうと疑問になりました。そのため、「養老令」、「令義解」、「延喜式神名帳」、「延喜式神名帳頭註」、「大三輪神三社鎮座次第」、「大倭神社註進状幷率川神社記附裏書」、「率川御子守本縁」など、率川神社について書かれた古文書を読んでみました(漢文で書かれた古文書も少し読めるようになりました)。今はこれらの中に江戸時代の偽書があるという論文を読んでいます。奈良に住まなかったら絶対に読まなかっただろうと思われるような資料ばかりなのですが、そういう土地に住むということが何よりも大事なのでしょうね。
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