奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

朝の散歩 タケトアゼナ、アリほか

2021-07-01 07:42:15 | 奈良散策
奈良散策 第134弾


6月22日朝の散歩のときに撮った写真です。10日ほど前の写真になるのですが、最近、雨や曇りの日が多くて散歩にあまり行けないため、前の写真をのんびりと整理しています。





田んぼの横の溝みたいなところに小さな花がいっぱい咲いていました。







たぶん、アゼナだろうな。でも、アメリカアゼナというのがあったので、細部の写真を撮っておこうと思って、花や葉を撮りました。でも、花を撮ったときにちょっと違和感がありました。こんな花だったかなぁ。昨日、種類を確かめるために、いつもの「帰化&外来植物 見分け方マニュアル 950種」を見てみました。要は、花と葉から見分けるようです。アメリカアゼナ Lindernia dubia majorの葉には鋸歯があり、アゼナ Lindernia procumbensにはありません。ところが、もう一種載っています。タケトアゼナ Lindernia dubiaです。学名から見ると、アメリカアゼナが亜種のようです。従って、タケトアゼナにも葉に鋸歯があります。違いは、アメリカアゼナは葉の付け根が細くなり茎を抱かないが、タケトアゼナの上部につく葉は葉がもっとも太くなるのが付け根側で、茎を抱くとのことです。そう思って見てみると、確かに茎を抱いています。従って、これはタケトアゼナということになります。ところで、学名を見ると、タケトアゼナには亜種名が付けられていません。それで、「日本帰化植物写真図鑑」を見てみました。その説明によると、葉の基部が葉柄状に細まるCタイプと、円脚で鋸歯の明瞭なRタイプという系統が知られ、後者をタケトアゼナ L. dubia Penn. tipicaと呼ぶと書かれていました。「円脚」の意味がよく分かりませんが、葉の基部が太く丸くなっているという意味ではと思っています。tipicaが亜種名なのかどうかもよく分かりません。もう少し調べてみます。(追記2021/07/01:「帰化&外来植物 見分け方マニュアル 950種」にはLindernia dubia subsp. majorとなっていましたが、Catalogue of Lifeによると、Lindernia dubia var. majorとなっていて、しかも、Lindernia dubiaのシノニムということでした。つまり、前者ではアメリカアゼナはLindemia dubiaの亜種となっていたのですが、後者では変種となっていて、しかも、その名前は認められていないということのようです。やはり、「日本帰化植物写真図鑑」に書かれているように、Cタイプ、Rタイプという呼び方が適当なのかもしれません





ところで、何枚か撮っていた写真の中に見慣れた花の写真が混じっていました。葉に鋸歯がないので、これがアゼナです。



これはイオウイロハシリグモかなぁ。クモはどうも分かりません。



歩いていると、道に黒い塊が見えました。







早速行ってみると、アリの群れです。取っ組み合いをしているのもいます。たぶん、トビイロシワアリではないかと思います。



引っ張り出してもう少しちゃんと撮ればよかったのですが、いい加減に撮って、後で困ってしまいました。おそらくチャイロカメムシではないかと思いますが、よく分かりません。







のどかな田園風景です。サギがいっぱい集まっていたので撮りました。







畑の作物の名前がよく分からないので、勉強を兼ねてできるだけ撮ろうと思っています。これはスイカかな。



これはウシガエル。ウシガエルがやっと分かるようになりました。



羽化したてのコシアキトンボ。翅がつやつやしています。







そして、これはヘクソカズラ



畑の横にいっぱい出ていました。名前は分からないので、花が咲くのを待つことにします。(追記2021/07/18:昨日、散歩に行ったときにツユクサの花が咲いているのを見つけました



その横にあったマメ科っぽい植物です。これも分かりません。





この植物も佐保川土手ではよく見かけるのですが、なんでしょうね。皆、花が咲くのを待つことにします。(追記2021/07/18:これはオオブタクサだと思われます

雑談)昨日出した「虫を調べる ハリナガムネボソアリ」の記事の右側に縦のスクロールが勝手にできてしまっています。どういう意味なのか、どうやったら消えるのかよく分かりません。


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