奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

昨年気になった植物

2022-01-06 20:21:51 | 記録
昨年1月末に奈良の大和郡山に引っ越してきてから、散歩のときに植物もいっぱい写しました。その中から目についた植物を選んでみました。



ニセカラクサケマン(4/2撮影)。散歩をし始めてしばらくして、これまで見たことのない植物を見つけました。用水路脇の道沿いに結構、いっぱい咲いています。調べてみると、ニセカラクサケマンという地中海沿岸原産の帰化植物でした。



クスダマツメクサ(5/3撮影)。佐保川土手にいっぱい咲いていました。西アジアから北アフリカの原産の帰化植物です。以前にも見たことがあるのですが、何となくかわいいので好きな植物です。



ナヨクサフジ(5/9撮影)。初め、ヒロハクサフジだと思っていたのですが、調べてみたら、ヨーロッパ原産の帰化植物でした。春、佐保川土手一面に咲いていました。記録を見てみると、引っ越してすぐの2月10日に初めて撮って、最後は5月14日。秋になった9月1日ごろからまた咲き始めていました。



ヤセウツボ(5/9撮影)。佐保川土手を歩いていると、枯草のような奇妙な草が生えているので何だろうと思って調べてみました。ヨーロッパから北アフリカの原産の帰化植物で、マメ科、セリ科の根に寄生する寄生植物です。



オオアブノメ(5/30撮影)。以前に金魚の養魚池に使っていた場所にたくさんの草が生えてきていました。その中にこの草が生えていました。池の中央付近に咲いているので、望遠で何度も撮ったのですが、よく分かりませんでした。そのうち、花が咲いたので、それを手掛かりに探してみると、どうやら、オオバコ科のオオアブノメのようでした。近畿地方では奈良県以外は絶滅危惧Ⅰ類か絶滅種になっていました。たぶん、オオアブノメで合っていると思うのですが、よくは分かりません。



セイヨウヒキヨモギ(6/15撮影)。佐保川土手を歩いていたら、黄色の花がちょこちょこ咲いていました。気になって探してみると意外に広範囲に咲いています。調べてみると、ヨーロッパ西部原産の帰化植物でした。



タケトアゼナ(6/22撮影)。これは田んぼに生えていました。ただ、この種はちょっと微妙です。私は「帰化&外来植物950種」の花の写真を見て、これかなと思ったのですが、「日本帰化植物写真図鑑」によると、アメリカアゼナには葉の基部が細まるCタイプと、基部が丸くなり鋸歯が明瞭なRタイプがあり、後者をタケトアゼナと呼ぶとあります。ただ、この名前はそれほど市民権を得ていないようです。詳しくはその時のブログを見てください。



ハナハマセンブリ(7/11撮影)。家の近くの空き地で見つけて撮りました。地中海沿岸の原産の帰化植物で、似た種にベニバナセンブリがあり、見分け方は以前のブログを見てください。小さくて可愛い花です。センブリとありますが、薬用ではなく観賞用に植えられたものが逸出したようです。



シロバナサクラタデ(7/18撮影)。ちょっと大きめの白花が咲くタデなのですが、空き地一面がこの花で埋め尽くされてなかなかの壮観です。印象に残ったので、今回、選に入れました。



ヤブツルアズキ(9/16撮影)。これも近くの空き地にいっぱい生えていて、初め、栽培のアズキが逃げ出したのかなと思ったのですが、野生の花でした。秋になると、この花の周辺にウラナミシジミがいっぱい飛び回っていました。


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