なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

雪割草が眠りから覚めました!~宇治市植物公園2025/3上旬(2)

2025-03-04 05:40:56 | 植物

宇治市植物公園には山野草が色々植栽されている一角があります。
その種類は年々増えているように思うのですが、なぜかその花をみることは滅多にありません。
ところが、今回「雪割草はこの下」という大きな看板を発見。
降りてみると・・・



わ~可愛い!
一角に、雪割草が点々と咲いていました。
最初に見たときは、曇っていたので、ほとんど花が閉じていました。
他の場所を回っているうちに晴れてきたので、もう一度同じ場所に行ってみると・・・



見事に花が開いていました!!



雪割草はキンポウゲ科のオオミスミソウ、ミスミソウ、スハマソウの総称です。
一番有名なオオミスミソウは北陸以北の日本海側に自生しています。
余談ですが、以前新潟旅行に行った時、自生地があると知り、いつかは行ってみたいと思いました。



自生には珍しく色や形の変化が多いので、古くから愛でられていた雪割草。
園芸品種も多く作られ、雪割草の愛好家が全国におられるとか。



この辺で、花の作りを。
中央の緑の部分が雌蕊、周りを取り囲んでいるのが雄蕊。
花弁のように見えるのが萼片。



花の下に見えている萼のような緑の部分は、苞なんだそうです。
ややこしい~



ちなみに、雪割草と漢字で書くのには意味があります。
サクラソウ科サクラソウ属のユキワリソウという別種があるからです。



ミスミソウ(三角草)という名前は、葉が三裂していることから付けられたようです。
ただし、上の写真を見ると、三角というより、葉の先が真ん丸。
先が少し尖り気味なのがミスミソウ、丸いのがオオミスミソウなので、こちらはオオミスミソウですね。



雪の下から常緑の葉が出てくることから、雪割草という愛称で呼ばれたそうです。
あとは、並べるので眺めてくださいね。







回りを柵で囲まれていたので近づけず、イマ億な写真ばかりですみません。
雰囲気を感じていただけたでしょうか。
来年も咲いてほしいです!

【撮影:2025/3/1  宇治市植物公園】

コメント (4)
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