なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

涼を求めてやんたん大滝へ~山編

2022-07-15 05:30:38 | 植物

やんたんに行ったのは7月始めですが、まあ暑いのなんのって・・・
それでも林道に入った瞬間、体感温度が5℃くらい下がりました。
(実際にも下がっていたと思います)

まず目についたのがヤマアジサイ。
もう終わりかけでしたが、間に合って良かったです。


渓流沿いにぽつぽつと生えています。


木漏れ日というには強すぎる日差しの中、歩いていきます。
それでも道にまで注ぐ日差しは限られています。


ミゾホオズキ(ハエドクソウ科ミゾホオズキ属)は今が盛りのようでした。
入り口付近では、同じ黄色のカタバミと一緒に咲いていることも。


こんな感じで、湿った場所に咲いさいています。


やんたんの林道はいつも湿っているので、住環境良しなんでしょうね。


こんな感じでカンカン照りが続く時でも、道に少し水が流れています。


ミズタビラコも水が好きな植物ですが、下から咲き上りろくろ首みたいに伸びちゃいました。


な、なんとこんな山の中にパソコン?が不法投棄されています。
信じられないです・・・
でも私も土を捨てる場所がなくて、堤防に捨てようかという誘惑に駆られるときがあります。
(実際にはしていませんが)
そういうのが園芸植物逸出の元凶になるのですね。
不法投棄する人と、同じことですね・・・


気を取り直し、歩いていくと・・・
お~超小さくて地味~な花ですが、ハエドクソウが咲いていました!
これって、撮りにくいんですよね。
まだ咲きはじめて、それほど伸びていなくて良かったです。


風がなかったので、花をもう少し大きく撮れました。
ハエドクソウは、ハエドクソウ科ハエドクソウ属。
大きくなると、背が50~70cmにもなります。
そうなると、揺れてとても撮れません。


「ハエドク」という名前の通り、全草に毒成分があり、昔はハエトリガミに使われていたそうです。
今日ご紹介したミゾホオズキもハエドクソウ科でしたが、他にもムラサキサギゴケなどもハエドクソウ科です。
そうそう、京都府立植物園で大切に育てられているカワセミソウもハエドクソウ科でした。
何となく、花の形がこのハエドクソウと似ていますね。


後は歩けど歩けど、花はありません。
水を眺めて涼みながら歩きます。
坂道がしんどいです・・・


ようやく滝に到着です!


時刻は15時過ぎ。まだ日は高いですが、朝とは雰囲気が違いますね。


大瀧大明神の鳥居をくぐり・・・


お不動さんに手を合わせ・・・


滝を眺めてまた涼み・・・




ご神木の杉を見上げ


祠を後ろから見たところです。


さてここで見られる花、今はミズタビラコだけかと思ったら・・・


あれ、ちょっと雰囲気の違う花が出てきましたね。
シソ科は間違いないようですが、トウバナとも少し違う感じです。
茎にも葉にも毛が沢山生えています。
ひょっとしてヤマトウバナ?でも葉が卵型なのでやっぱり違うかも・・・
どなたか教えてください!


トンボが涼し気に止まっていました。


涼しいを連呼したら涼しくなるかと・・・(笑)
同じ道を通って帰路につきます。
途中見つけたガ→
隣にいたクモ →

名前を調べる気力がありませんでした。どなたか分かる方、教えてくださいませ~

【撮影:2022/7/2  宇治田原町】


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (shu)
2022-07-15 05:49:13
山道に入ると、一気に涼しげになりました。
水があると、一層涼しい気分です。
私でも知っている植物が出てきて、嬉しいです。
ハエドクソウ科は知ってますが、ハエドクソウを観察したことはないので、今度出会ったらしっかり観てみたいです。

名前の分からない植物は、イヌトウバナのように見えます。
https://matsue-hana.com/hana/inutoubana.html
違っていたら、ごめんなさい。
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昆虫の名前 (MIMI69)
2022-07-15 06:19:13
なつみかんさん おはようございます、ご無沙汰しております。
昆虫の素人が憚りながら昆虫をチョット調べてみましたその結果は、
最初のエダシャクは仲間が多く、又翅の広げ具合で印象もかわりますが、キシタエダシャクと思われす、
後ろ翅が閉じているのでやや印象が違いますが、
クモは、オオシロカネグモではないまかと思われます。
繰り返しますが昆虫に最近入りこんだものですので、間違っていたらごめんなさい。
返信する
私も (fukurou)
2022-07-15 07:20:17
なつみかん様
おはようございます。
私もエダシャクの仲間だとは分かります。
図鑑で絵合わせしてみました。
似ているのがいくつかありますが、決め手に欠けます。
ごめんなさい。
ハエドクソウは確か昔はクマツヅラ科だったような?
今はハエドクソウ科ですか?
これはこれで分かりやすいですね。
返信する
おはようございます^^ (attsu1)
2022-07-15 08:15:05
涼を求めてやんたん大滝へ、
森の中を歩き、出てくる滝の景色、
やはり滝って、涼しさとともに、気持ちを洗うような
オーラを持っていますよね。
お不動さんも、夏の中の涼を感じているようです^^

花、蝶の名前分からないのは、さすがベテランさんは、お詳しい~

昨日、ニッポンぶらり鉄道旅
「“京都人の流儀”を探して 京阪電車」を見たんですが、
京都って、化粧地蔵が、たくさんあるんですね(@_@)
さすが、京都人と言った感じでした^^
返信する
なつみかんさん、こんにちは (さざんか)
2022-07-15 16:46:15
いつも遅くてすみません。
やんたんの滝まで、かなり歩かれたようですね。
お疲れ様でした。
今shuさんの登山の記事を拝見して来ましたが、お二人ともお元気で、というより強健で羨ましいです。
薄暗くて湿っぽい中、色んなお花が見られましたね。
ヤマアジサイしか分かりません。
滝のお写真は見ているだけで涼しくなります。
誰もいなくてちょっと不気味です。
昔なら、天狗にさらわれそうと言いたくなりますが、大滝大明神がおられるから、守ってくれますね。
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暑さの中、出かけた甲斐がありましたね (ninbu)
2022-07-15 19:44:42
なつみかんさん、こんばんは。
7月上旬の暑い日に、山の坂道散策お疲れさまでした。
でも、街中の灼熱地獄の道路を歩くのと比べたら天国です。
また、街中ではコロナ菌がうようよしていてさらに危険です。
その点、山ではクマにさえ気を付ければ、怖いものなしです。(笑)

ハエドクソウ、ミゾホオズキなど私の知らない植物に出会えました。
そして、なつみかんさんさえ知らない植物も発見しました。
これだけでも、暑さの中、出かけた甲斐がありましたね。

知らない植物や昆虫の名前がわかるといいですね。
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目立ちません (なつみかん)
2022-07-15 21:15:24
shuさん、こんばんは。
こんな林道は、shuさんが山登りされるときのアプローチのほんの一部くらいの感じです。
それでも、気温が一気に下がって、気持ち良かったです。
ハエドクソウは、今の時期の定番なので、いつも撮るのですが、大抵もっと背が高くて揺れるので撮れません。
今回は比較的コンパクトな大きさだったので良かったです。

イヌトウバナ、教えてくださってありがとうございます。
確かに葉の形がこちらの方に近いですね。
今度いったらもっとちゃんと見てきます!
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ありがとうございます!! (なつみかん)
2022-07-15 21:24:57
MIMI69さん、こんばんは。
ひょっとして教えていただけないかな~と、ひそかに期待していました。
ありがとうございます!
最初のガはエダシャクの仲間なんですね。
ネットで見てみましたが、確かによく似ていますね。
後ろ翅が黄色なんですね。
オオシロカネクもも、「あ~これこれ!」です。
さすがですね!!
とっても助かりました。
今後ともよろしくお願いします。
返信する
さすがですね! (なつみかん)
2022-07-15 21:33:10
fukurouさん、こんばんは。
fukurouさんにもアドバイスいただけるのではと期待していました。
エダシャクの仲間というのはすぐに分かるのですね。
覚えておきます。
私の写真がピンボケで翅の広げ方も中途半端なので、決め手に欠けたのかもですね。
余りにも何もいないので、ついつい撮ってしまいました(笑)

ハエドクソウはハエドクソウ科になりました。
それはいいんですけど、昔ゴマノハグサ科だったものが沢山ハエドクソウ科になっちゃいました。
ムラサキサギゴケ等々
分類の変更、まだ馴染めないです。
返信する
何度も出していますが・・ (なつみかん)
2022-07-15 21:37:10
attsu1さん、こんばんは。
やんたんの滝の光景は何度も投稿しているのですが、行くたびについつい写真を撮り、ついつい投稿してしまいます。
見ているだけで、自分でも涼しさが蘇ります。
今回は新たな発見はほとんどなかったのですが、これだけ平地では水不足気味なのに、沢山の水が流れていることに感動しました。

京都特集、よくやってるのですね。
化粧地蔵って、お化粧しているお地蔵さんのことですね。
確かに、あちこちにいらっしゃいますね。
あまり気にしたことがなかったのですが・・
町にひとつお地蔵様がおられて、地蔵盆に盛大にお祭りします。子供のお祭りです。
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