秋晴れの先日、近所の人達と奈良国立博物館の「第68回 正倉院展」に行きました
今年の秋にめずらしい青い空。
こちらが本館で、展示は新館の方に回ります。
秋の虫干しの時期に開封され、この期間に合わせて毎年少しずつ公開される正倉院の宝物、
今回は64点が展示されるということで楽しみです。
混雑するそうなので、最寄り駅で先にチケットを買っておいて、
「正倉院、昔、学校の遠足で行きました。」とか、
「テストに<校倉造り>って出たね。」
と話しながら(全員が正倉院展初めてです^^;)11時ごろに着くと、
待ち時間の表示は30分・・意外に短くて、空いてるかな?と期待しましたが、
なんと、入ってから満員電車みたいに混んでいました
宝物ケースの前は人が何重にもなっていて
並んで順番が来たと思えば、また人波にのまれて後ろになったりしましたが
後半になるとようやく見やすくなってきて、できる範囲で観てきました。
今回のポスターなどにもなっている「漆胡瓶」、
薄く切った木を重ね合わせ、黒漆を塗って、動植物の形の銀の薄板を貼られているそうです。
シカや鳥の模様に、鳥の頭みたいな注ぎ口もかわいい
細かい事ですが、フタの落下防止にチェーンがつけられてるのも
道具としての利便性が感じられ、
芸術性と実用性が兼ね備えられたこのような器が、
1200年も前につくられていたということにおどろきました
これらの約9000点もある宝物は、一度公開されると次は10年以上見られない事が多いそうで、
リピーターが多いことも、動かないでずっと見ている人がいるのもわかるような・・
天平のロマンあふれる正倉院展でした
会場・・奈良国立博物館(近鉄奈良駅徒歩15分)
開催期間・・10月22日~11月7日
時間・・午前9時~午後6時(金土日祝は8時まで)
料金・・大人1100円、高校大学生700円、小中学生400円ほか