長内那由多のMovie Note

映画や海外ドラマのレビューを中心としたブログ

『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』

2020-04-03 | 映画レビュー(て)

 劇中でセス・ローゲンとジェームズ・フランコがなんとも楽し気に『スモーキング・ハイ2』の構想を話し合っているのだが、このノリが『ディス・イズ・ジ・エンド』の原点だったのではないだろうか。セス・ローゲンとジェイ・バルチェルがジェームズ・フランコの豪邸で開かれたパーティに行くと、ハルマゲドンが起こり、生き残ったハリウッドスターたちは生存をかけて籠城する…どう考えても稽古帰りの下北の居酒屋で考えたようなプロットにコメディスターが終結。豪華ゲストが景気良く惨死していくのはローゲンの人徳か。ほとんど内輪ウケ映画だが、実名で演じる彼らのバカ騒ぎはファンであればなおさら可笑しく、監督まで務めたローゲンは意外やしっかりまとめており、グダグダな読後感がない。ジャド・アパトウ軍団から独立し、いよいよ新たな主流派になってきたのではないか。
 彼らと一緒に飲み会で盛り上がっているような気分になれるので、ファンにはオススメ。


『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』13・米
監督 セス・ローゲン、エヴァン・ゴールドバーグ
出演 ジェームズ・フランコ、ジョナ・ヒル、セス・ローゲン、ジェイ・バルチェル、ダニー・マクブライド、エマ・ワトソン
 

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