お気に入りのシンガーや曲はいくつかある。
その中でもずっと探していたHanne BoelのアルバムOuttakesがようやく手に入った。
ラベルのデザインも格好いい!
Hanne Boelは1957年デンマーク コペンハーゲン生まれの大学教授でありシンガーでありPOP,JAZZ,ROCKなんでも歌える凄い人。その歌声はどことなくTina Turnerと似た雰囲気がありパワフルではっきりしつつも時にスモーキーに歌い上げる。強力なバックの演奏にも埋もれない存在感のある声だ。
その中でもお気に入りはAfter midnight。 POPな演奏とJAZZっぽい歌声が相まってジャンルを超越したリズム感ある非常にパワフルな曲だ。これは是非大音量で聴きたい。
YouTubeのリンクはこれ↓
After Midnight - Hanne Boel
この元となった曲はJJ CaleのAfter Midnight。これはこれで軽快な雰囲気がありなかなか良い曲だ。
After Midnight - JJ Cale
最近はオーディオラックを作り変えて微妙にレイアウトが変わったせいかJBL4429の鳴りっぷりは凄まじいのに超精密な音を出す。前後方向の立体感があるのでスピーカの間に小さなステージがあって歌手がどこへ移動したか、どこを向いて歌っているかイメージが伝わってくるほど。かと思えばスピーカーの外側からシンバルの響きが聞こえてきたりと自分がどこにいるか一瞬わからなくなる。
この調子の良いタイミングでAfter midnightが聴けるのはラッキーだ。
山口美央子のセルフ・カバー集「FLOMA mini」の先行販売とハイレゾ配信が始まった。
CDはLOGIC STOREで注文可能で10月30日から順次発送、一般販売は11月18日から。e-onkyoでDLできるがCDだとボーナス・トラックとして「夏 (instrumental)」も収録されている。この人のアルバムはどれもお気に入りでCD全部持っており今回もCD全部にしたいからe-onkyoポチりそうなのを我慢しているところ。というのもLOGIC STOREでカートに入るのに注文手続きが何故か出来ない。orz
今回の「FLOMA mini」は全体的には落ち着いた感じの曲調という印象を受けるがその中で「恋は春感 new ver」は透明感がありつつキラキラ軽快なのにちょっと妖しいのが良い。「精霊の森 new ver」と「恋は春感 new ver」はオルゴール感・・・というかオルゴール!で不思議な感じ。
他の5枚のアルバムはスピードのあるシステムで鳴らさないと活きてこないが、これは比較的まったり鳴らしても別のイメージで鳴ってくれそう。ちょっと面白いかもしれない。
現在JBL4429が乗っているスピーカースタンドはずっと昔に弟が作ったもので、DS-66Zにはぴったりだったが4429には若干接地面積が小さく背が高い。
ホーンの位置をもう少し下げたかったのでスピーカースタンドを自作することにした。
一度作ると長期間使うか一瞬で交代かのどちらかので今回は長期間使いたくなるようなものにしようと決めた。
材料の条件としては入手性や加工性が良いこと、手で持てる重量に収まること、処分可能なこと。
サイズとしては寸法的にも見た目的にも4429に合うこと。
機能としては分解・微調整できること、経年変化すること、有害物質を撒き散らさないこと。
個人的には硬質な欅が好きだが入手できそうになかったので竹、楢、ハードメープル、タモを候補にサンプルを購入してチェックしてみた。
見た目は完全に竹なのだが加工も考えると結果的に楢に決まった。
サイズはスピーカーの設置サイズとしては幅400mm、奥行き300mmは必要なのでメイン部材の板厚も最低50mmは欲しいところだが見た目のバランスから80mmにした。穴あけもドリルの長さからこれがほぼ限界。
両柱をつなぐ板材は色違いにしたかったので色が明るく木目の細かいカバ桜にした。
加工中の写真撮り忘れたのでいきなり "ほぼ" 完成。
まだネジ穴は埋めていない。
柱と柱間の板材に鬼目ナットを組み込んでM6キャップスクリューで固定。
これにより反りや寸法誤差などで発生するガタを一定期間後に微修正できるようにした。
柱の穴あけは4種類のドリルを使い分けて両サイドから貫通させた。
一発目は2mmの下穴錐で両サイドから。次に外側はスターエムの皿取錐、内側はスターエムの竹用ドリルで35mmまで、再度外側から先端に誘導ネジの無い木工ドリルで貫通させた。
神沢ドリルガイドK-801をライトチューンしてガタを無くしてもこの厚みで精度良く穴あけするのは難しい。スムーズにボルトが通る穴もあれば若干キツイのもある。
幅は400mm
奥行き300mm
高さ270mm
こんな感じ。
柱の楢材は柿渋を塗布してからWood Foodの蜜蝋で仕上げた。中間のカバ桜の板材は明るい色のままにしたかったので蜜蝋仕上げのみ。
520x500x30mmの楢集成材ボードの上にこのスタンドを置く予定。
が、一つ問題発生。蜜蝋で仕上げたのでツルツルして滑りやすい。
ただいま爽やかで格好良くキレッキレな地震対策は何かないかを検討中。
JBL4429を購入する前にDS-66Zでちょっと実験してみたことがあったので今回書いてみる。
DS-66Zのスピーカー端子はケーブル直挿し前提の構造をしておりバナナプラグやYラグは接続できない。でもって極太のMONITOR POWER CABLEなどはかなり慎重に扱わないとケーブルがうまく端子に入らない。
当時は便利に思えたのだけれど・・・
でもってM-5000Rにつなげてる分には音も抜群に良いのだけれど、この古さをちょっとだけなんとかしたらもっと音が良くなるのか?と疑問を抱いたので即実践してみることとなった。
やることは大きく2つ。
1. コンデンサや内部ケーブル類を新しいものに交換する。
2. バイワイヤリング方式へ変更する。
たったこれだけ。
ではやってみよう。
まずは分解から。
後ろは開かないので前からのアクセスとなる。
このVesselの電ドラはとても便利。発売後品切れ前に確保できていて本当に良かった。
ウーハー取り外しがもっとも緊張する。
ユニット外しは一通り完了。
ユニットを外して内部を見るて手順を考える。
中高域用ネットワーク
これはウーハー用
ネットワーク基板はウーハーとスコーカー/ツイーター用の2つに別れておりそれぞれがターミナルに配線されていいる。特にウーハー側の基板は奥まったとこにあり目視しながらの作業が困難。取り外し前にデジカメを突っ込んで周りを撮影して状況を確認した。
これを取り外すのに1台目はかんり手間取った。見えないし工具が入りにくい。
次に、コンデンサの容量を調べて同等のフィルムコンデンサをAmazonで探すが、在庫切れなどで完全一致とはいかなかった。ウーハーの47μFは大きすぎて今回はパスするとして、ツイーターの2.5μFを3.0μFで代用。すべてDayton Audio製のフィルムコンデンサとした。
ケーブルは高域用はBelden8460、中・低はよくわからない14AWGのOFCケーブルを採用。
ファストン端子はオートバックスで購入。
そして今回の肝の部分のターミナルはアルミ板を加工して作成。
なるべく傷がつかないように慎重に加工した。
ネットワーク基板が2つに別れていたので特に深く考えることもなくターミナルもそれに合わせて結線した。
ネットワーク周りを一通り作成したところ。
配線長さをノーマルと同じにしていたので取り付けに余裕はあまり無くて結構ギリギリ。
完成!
ハンダは使わず全てカシメにしたのでかなり手間取り作業は2日にわたった。
で、肝心な音の方なのだが、この時はM-5000Rは名古屋1台、川崎1台と別々に置いていたのでM-5000Rでのバイワイヤリングは試せず、リビングのA-50DAでのバイワイヤリング接続とM-5000Rのシングルワイヤ接続での試聴となった。
5000Rのシングルワイヤ接続・・・良し悪しは別として音は微妙に変わった。中高域が若干力強くなったというか音が大きくなったので相対的に高域の伸びが薄れたように感じるが出てない訳ではない。低音は特に変わりなし。
結果的に大きくDS-66Zの印象が変わることは無かった。ボーカルの高い声くらいの音域が以前より若干前に来るので生き生きした元気な曲は合うと思う。特にFride Prideとか。
A-50DAでのバイワイヤリング接続・・・プレーヤーはUDP-LX500なので全然環境が違うが少なくともS-50PMよりふわっと音が広がり低域のキレも良いが、シングルでもバイワイヤリングでも殆ど変わらない。そもそもM-5000Rに繋げた時のような繊細さ、静かさ、力強さは無く感動はない。
が、これでスタートレック ディスカバリーのBlu-ray観ると生々しくとてもリアル。本物見たこと無いけど。
これが改造当時の印象。
本日時点では川崎からもう1台のM-5000R持ってきたのでバイワイヤリング試聴しようと思えば出来ないことはないが4429の移動は重い、面倒くさい。そもそも改造前のDS-66Zの音を覚えてる自信もないし。
ただ、DS-66Zではっきり言えることはアンプで音のイメージがガラリと変わる。パワーがないとレンジが狭くなり薄っぺらな音になる。パワーがあると何故か煩くならず疲れない幸せな音がでる。
アクティブコントロールGND駆動しているので2台ともメータはL側しか振らない。この駆動方式にするととても静かになる。
Diatone DS-66ZからJBL4429へ寝室のスピーカーを入れ替えた。
大きさも重量も少ししか変わらないから楽勝と思っていたが段ボール箱のまま30キロオーバーを2Fへ運び込むのはかなり厳しく、こんなんで汗かくとは思わなかった。
これは外箱。
中にはまた一回り小さな箱が入っているマトリョーシカ状態。
この箱を開けるとようやくスピーカーの登場となる。
とりあえず全て出した。
これが こなって完了。
早速音出ししたところ、はじめから結構良い音が出てる。何度か試聴して4429の音に対して多少なりとも耳が慣れているからだろう。エージングによる機械的変化よりも耳の慣れのほうが圧倒的に影響が大きい。
DS-66Zと比べるともちろん低音は出ているのだが切れの良さは意外にもあまり変わらない。
どちらも余韻で沈み込むというより乾いたアタック音でいきなり鳴ってすっと消えるということで共通している。また、金属楽器の音と低めの女性ボーカルの声が時々すごくリアルに聞こえるといったところが音色で気づいたこと。
で、最も大きく違うのは音場と音像。DS-66Zの縦平面的に広がるのに対して4429は水平面に広がる感じで、ボーカルなどはDS-66Zよりも像の輪郭がはっきりしているし、楽器が鳴っている場所も"あのあたり"ではなく"そこ"って感じでわかりやすい。
全体的には4429はキリッとしているのに対してDS-66Zの音は中高のつながりが良く柔らかく感じる。DS-66Zはボリューム上げても全然疲れないけど4429はさっと楽しんでさっと終わったほうが気持ちよさそうな雰囲気。
この部屋にはパワーアンプのM-5000Rは1台だけど、川崎にもう1台あるから別の日こっちへ持ってきてアクティブコントロールグランドもやってみよう。
PC用のスピーカーはいくつか購入して未だに生き残っているのがONKYO GX-20AX。たしか2000年頃に名駅笹島交差点のツクモで買ったもの。生産時期や購入時期を考えるとPCパーツとしては脅威の生命力だ。
高音も低音も無く中音も大人しいがこの大きさでボリューム上げても音が割れたりせず音色も紙っぽくなくとてもニュートラルなのが気に入って買ったもの。ヤマハやBOSEのスピーカーも比較していたが大きさ、音色、価格を考えるとこれしか無いと積極的に選択していた。なお、当時のスピーカー用途はほぼDOS/Vゲーム。
時は流れ、その用途が急激に変化してきた。YouTubeやAudaciousをもっと綺麗な音で聞きたいというオーディオっぽい使い方になってきた。それに合わせてGX-20AXの改造が進みOPアンプはMUSES8920、コンデンサはニチコンFGを中心にカップリングはOS-CONに換装され、エンクロージャもレジェットレックス、ゼトロ、シンサレートで固め、スピーカーユニットはFOSTEX FE83Enに交換されてしまった。
その結果、圧倒的な音像定位と高音の伸びが綺麗なONKYOらしいPCスピーカーに変身していた。
しかし、低音の量感はさっぱり。
これを補うため低音も聞きたい時はD-112NFXに切り替えていたがニアフィールドだといくらなんでも低音が強すぎた。
このためFF85WKに交換して低音の量感は上がったが高音の響きが不自然なのと音場が狭くなってしまった。
というわけでここから本題。FOSTEXから新型のFE83NVが発売されたから早速交換してみた。
ヨドバシでゲット。
見た目はFE83Enに似ているといえば似ている。
FE83NV
FE83En 現在はM800DBに付けられている。
このGX-20AXはすでに内部配線も交換されており205のファストン端子が付けられているので交換は簡単。
PCから取り外して交換開始するところ。
サランネットを外したところ。 FF85WKが付いている。
FE85WKを外して見比べてみたがFE83NVより立派に見える。
交換してAudiciousでFLAC音源を早速いくつか聴いてみた。
交換後〜5分・・・なにこれ?低音も高音もどこ行った?(FF85WK比)
交換後10不経過・・・まだかよ、まだかよ、
交換後30分経過・・・あれ?今確か倍音みたいな響きが聞こえたかな?
交換後1時間経過・・・低音の量感増えたし、音場も広がった。なんか良いぞこれ!(FF85WK比)
慣らしは1時間ほどで実用レベルに到達。スピーカーまで60cmほどの距離で聴いているが、一言で言うと
「広い部屋で大型スピーカーで鳴らしている状況をのをそのままコンパクトにしたような音の質感」
当然だけど距離が離れるとスカスカ。
これは名前の通りFE83系だなと思った。FF85WKをクリアにしたというよりFE83Enの高音の響きをそのままに低音も広がり、上流のハイスピードの音を再生できるようにしたって感じ。音源のリバーブもはっきりわかるし広々として実に切れも良く重心が下がってる。
Michael JacksonのI Just Can't Stop Loving You もHuman Natureも実に透き通って聞こえる。
今までおでこ位の高さで歌っていたCyndi Lauperが10cm下に降りてきた。Boy Blueが弾むように聞こえる。
まりおん の Sea(うみ)の奥行き感、天井の高さが凄い!
この小さなスピーカーから鳴っているのが信じられないくらい良くなった。FE83NV凄い。
この距離だと聴き心地はバックアップのDAC-SQ5J + ONKYO A-9150 + D-112NFXを完全に超えている。部屋では綺麗に聞こえるS-30PMにしろ4312MK2にしろ机の上に置いて聞くと頭痛くなるからPC用はこういったスペシャル版が必要だ。
普段の音楽鑑賞スタイルとして通勤ではXperiaにELECOMのBluetoothオーディオレシーバーLBT-PAR500を通してSONY MDR-E931を使用し、家の中ではPCからDACのPioneer U-05に接続してNFJ FX-AUDIO TUBE00J limited経由でFX-AUDIO PH-A2Jを介して DENON AH-D5000を使用している。
最近MDR-E931のゴム部品の劣化に気づきMDR-E931は残り2セットしか持ってないのでMDR-E888を交互に使用したりしているが、何が言いたいかといえば要はどれだけ古いの使い続けてるのか、なんでここだけ時間が止まっているのかということです。
そんな中、AH-D5000のイヤーパッドにひび割れを発見してサポートに電話したら費用は1万円ほどで1週間から10日位で交換可能とのことだった。
そ、そんなにかかるんだ。orz
それではってことで先日ヘッドホンを見に行った。
AH-D5000を購入した時もこの音がストライクど真ん中で上位のAH-D7000も高低が強調され不自然に感じたことからグレードの上下関係はある一定レベルを超えるともはや関係なく音は良くてその差は好みでしかないと思ってる。
また、ある程度候補は絞っていてMade in Japanであることがその条件。このせい極端に候補機種が限定された。
まずはPioneer SE-MASTER1。
強力な低音、大型スピーカを聞いているような雰囲気とのことだったがどこか突出することなくフラットに下から上まで突き抜けるように綺麗で広々した音に聞こえた。しかし、曲によって若干だが高音が刺さる場面がいくつかあった。
とにかく下から上までとても繋がりが良い。凄いなこれ。
装着感はイヤーパッドが大きくヘッドバンドも均一に重量がかかっていて無理なくかなり良い感じ。
しかし自分のXperiaが音源のためか前評判の低音はどこへ行った?逆にすごく自然なんだけれど。
次にAH-D9200
音の前にそもそも何だこの装着感は?イヤーパッドが小さく狭苦しい上にヘッドバンドのモコモコが当たって違和感がすごい。
で、音の方は一聴して感じたのが同じボリュームならSE-MASTER1より音が大きく聞こえるように感じる。ただ、単にインピーダンスの違いだけでなく音の分布が違うのでそのせいも少々ある。
密閉型なのに閉じこもった部屋の中にいる感じは薄くすっと抜ける高音が印象的だったがAH-D7000の時と同様にとって付けたような高音と感じる。しかし、時々曲の途中で思わずニコっとする音が聞こえる。特に中音域。
この感動を得られるってのはとても大切。
勢いでAH-D7200と5200も聞いてみた。
簡潔に感想を述べると、上記2機種を聞いた後ではイラッとするの一言で終わる。
AH-D9200とSE-MASTER1では正直すごく迷う。良し悪しがあるような感想を書いているが音に関しては特徴の違いであってどっちも良いし、その差は顕微鏡で音を聞くような聞き方しなければほとんどわからないような差だ。
というわけで買ったのはこれ。
このMade in JAPANが良い!
箱は高級感があるが本体に高級感は無い。
本体はAH-D5000に比べて一回り大きい。
早速AH-D5000とSE-MASTER1を聴き比べてみた。
・・・色んな曲を聞いたがAH-D5000の方が低音のパンチのキレが良く、沈み込み感も深い。
音色自体は変な表現だがどちらも同じ色の濃さ。空間の広がりはさすがにSE-MASTER1が良い。解像度というか埋れた小さい音の聞き取りやすさは 微妙にAH-D5000が良く、高音の伸びはSE-MASTER1が心地よい。
低音から高音への音のつながりは空間の広さの違いがあるけどどちらも自然。どちらも聞こえる楽器の数は同じでAH-D5000はSE-MASTER1をぎゅっとコンパクトにしたような雰囲気。
イヤホンだと気づかないがこの2機種だと聞いたFLAC音源のほぼ全曲のボーカルのエコー部分が認識できる。
もちろんオープンと密閉型の違いはあるので付け替えて耳が慣れてからの比較。
自分で書いておいて何だが、空間の広さ以外は上記文章の表現から受ける印象ほどには実際には差はないと思って良い。
試聴のときはXperiaでパワー無いから家で聞けばきっと変わって音楽環境を一変させるだろうと思っていたがどうしてこうなった?
ま、SE-MASTER1は今日はじめて使ったからエージングが進む今後に期待しよう。
少なくともこれでいつでもAH-D5000のイヤーパッド交換を依頼できる準備ができた。
最近「『カセットテープ』の価値が見直されているらしい」という記事を読んだ。
そういえば・・・と寝室のオーディオラックを見るとNakamichi CR-40がまだ入ってる。
音を鳴らしてみたくて押入れの中を探したらカセットテープが数本見つかった。ずいぶん減ったな、捨ててしまったんだろな~と、オークションでテープを見ていると見覚えのあるカセットテープケースを見つけた。昔こんなの使ってたな・・・あれ?どこかで見たことあるぞ?ともう一回寝室へ行ってラックの上を見ると、あった!目の前過ぎて気づかなかった。
中にはまだ30本ほど残ってる。maxelのUDIIが一番多くてXLIIやTDK SA、MAなど発見、多くはハイポジションだ。そんな中でこれ発見。
TEAC SOUND 52
オープンリール風のカセットテープ!これはハイポジでなくノーマルポジション。当時はこんな格好したテープをいくつか買ったけど残ってるのはこの一本。早速デッキへ入れてみる。
入れる前に簡単なクリーニングは行った。
巻き戻していざPLAY!
ちゃんと鳴った!
しかし、右だけ音が出なかったり音が小さくなったりと不安定。アジマス調整しようとダイアル探したが付いてない!そうだ、これはCR-40だった。まぁ他のテープは全く問題なかったからこのテープの寿命なのだろう。一番古いテープは1977年物の「スーパーカーチェイス'77」。テープが切れるどころか凄くクリアに音賀鳴る。ポルシェ930ターボにフェラーリ365GT4BBスゲー!
久々にイアフォン買ってみた。
普段使い用に一時期はカナル型使っていたが、耳が痛くなったり疲れたりするので最近はインナー式のみ使っている。装着も楽だし。
具体的にはPC用にはSONY MRD-E888LPを、通勤時のDAP用にはMRD-E931SPを使用中で、MRD-E931はLP1本、SP1本の予備をストック済み。普段使いだといつ壊れてしまうかわからない不安がある。
MRD-E931を使うことで必ずしも高価なイアフォンが良いとは限らないことが良くわかったし、「この価格でこの音!」ってサプライズも欲しい。
というわけでPioneer SE-CE521買ってみた。夜11:00頃にヨドバシへネットで注文して翌日に届いたスピードには驚いた。このスピードはAmazonだけじゃないんだ。
まだ5分くらいしか使っていないが、iAudio9へ挿してみるとMRD-E931やE888に比べると何とも平ペッタイ音。全体的に高音よりでちょっとシャカシャカしてる。あ、ダメかもと思ったが曲を変えたりDAPをMG-E502へ変えると解像度は低いが低音の音圧が上がってさっきよりも若干「明るい音」へとポジティブな方向に印象が変わったりする。まだどんな特性か判断しかねるのでしばらくエイジングしてみよう。
一方で全体の出来としてはさすがに1000円クラスだけあって安っぽい。特にケーブルはプニュプニュゴムケーブルなので、ケーブルの曲がり癖がそのうち固まって何ともならなくなりそうなことが予想される。
はじめに余談だが、ベランダの花がアブラムシ退治を経て生き返った。(黄色い花)
で、本題。
これまでPC用にSONY MDR-E931SPを使ってきた。
俺はあまり音を追及しないし正直良くわからないのだが、それでも1万円以下でちゃんと自然な音色で音が出るイアフォンは少いと思う。
ところがこのE-931は2000円でお釣りがくるような安価なインナーイアー型イアフォンだが"ちゃんと"音が出る。しかもケーブルは高級機のように布巻きときてる。音場の定位や拡がりや分解性能という面では高級イアフォンに比べてイマイチで、低音が強めで高音も最後の伸びが弱く、そのバランスも「あれ?」なわけだが、YouTubeレベルなら全然問題なく、寧ろその特性を活かしてRock系の音楽や爆発音、Ducatiの排気音なんかは聞いていて楽しい音で再生してくれる。
「Ultimate Ears Triple.fi 10 Pro」を通勤で使用しており、PC利用時はこのイアフォンに変えるのだが、音色だけはモニタフォンのように自然なのであまり落差を感じない。
MP3の再生ではビットレート160kbps超えると、それ以上のレートとあまり区別できないという程度。(10 Proでも192と256とか256と320の区別は極めて難しい)
まぁその、抜群のコストパフォーマンスだと思う。
まぁ、俺の耳が高性能でもなく偏ってる上に好みもあるから話半分に解釈いただければと。
長々と書いたがケーブルが短く、PCの前に座って後ろを振り向けないという致命的欠点があるため買い換えたいと思っていた。
そこで候補に挙がったのが同じくSONYのMDR-E888LPとaudio-technicaのATH-A900とATH-AD700。室内で使用するので遮音性は不要で音質や装着性が良く、疲れないものが良いかと。
しかし、試聴しないとこの手の製品は買いにくい。それで、ここしばらくあちこちで試聴していた。ATH-A900とATH-AD700も確かにE-931よりかは少しは良い音だが、購入の決め手になるほど音の差が無い!ケーブルは長いけど。888LPは試聴できず悶々としていて、一番音が綺麗で聞き疲れもしなさそうなATH-AD1000あたりで妥協しようかと傾いていたところ、ふとDENONの展示スペースにあるヘッドフォンが目に留まった。
AH-D2000と5000と7000。(1000か1100だったかも隣にあった気がする)
これはどれも衝撃的だった。SONY、audio-technica、Sennheiser、AKG、MONSTER CABLE、SHUREなどの中級機までその店に置いてあったが、それらと比べて装着感、音質はブッチギリで良かった。クローズドなのに他の開放型のような空間の広さ、素直な音色、低音の切れ、高音の伸び、どれも完璧。
そこで、じっくりとAH-D2000/5000/7000を聞き比べてみた。
2000と7000は音質としては高音・低音の音の出方(バランス)が同じ傾向と感じた。極低音と中高音が若干強調され、特に中高音の音のエッジがちよっときついかな。5000は7000から高音を抑えた感じで比較的まろやかで大人しい。音場の広さや分解は5000と7000が同じくらいで2000は比較的平らに感じた。決定的だったのが2000と7000は俺の耳には聞こえにくい何かの音で圧迫されてるような感じで聞き疲れするだろうと感じたこと。
また、5000は低音よりとはいえ、ドーンではなくドンドンを切れがよくうるさく感じない。
あくまで2000/5000/7000との比較であり、ATH-A900とかAD1000とか次元が違う。
じっくり考えようと、その日は買わずに帰ったのが間違い。全然在庫が無い。
何店かあたってようやくこれをゲット。
AH-D5000。これが一番気に入った。
これまで使っていたE931と比べてみる。
全てが大きい。当たり前だが。
イヤーパッドの厚みもあり、耳たぶの圧迫も少なく装着感はとても良い。
ケーブルは軽く直径5mmはあり、取り回しは良くない。
音質は、エージングまだなのにいきなり至高の音が流れてくる。10Proと聞き比べたが、分解能は圧倒的に高く、楽器の位置もはっきり感じる。同じ曲を聴いて思わず微笑んでしまう。
で、どうせならとDACも換えた。
左はこれまでのUSB Sound Blaster LX、右はAudinst HUD-mx1。
LXは音質向上というより、PCからビービーとノイズ拾って不快だったから購入したのだが、イヤフォンはOKでもヘッドフォンのようにインピーダンスが高くなると音を出し切れない。ATH-M66という古いモニターヘッドフォンも持っているのだが、このLXを最大ボリュームにしても実用域に若干届かない。当然ながら瞬発力を要する低音の切れのよさとか期待はできない。
HUD-mx1の出力は不明だったが、ACアダプタもありダメならプリメイン追加のつもりで購入。結果的にはバスパワー駆動のままでも最大ボリュームにしなくとも十分な音量に感じる。
音質的には微妙に高音が綺麗になり、それぞれの楽器の音の力強さが増したような気がするのだが、全ての場面で感じるほどではなく、数値で言えば10000が10300になった程度の違いかな。
MDR-E931の代替機のはずが・・・ちょっと予算誤った。
しかし、AH-D5000は良い!曲聴くたびに笑ってしまう。MP3からFLAC形式への録りなおしが忙しくなりそう。