現在JBL4429が乗っているスピーカースタンドはずっと昔に弟が作ったもので、DS-66Zにはぴったりだったが4429には若干接地面積が小さく背が高い。
ホーンの位置をもう少し下げたかったのでスピーカースタンドを自作することにした。
一度作ると長期間使うか一瞬で交代かのどちらかので今回は長期間使いたくなるようなものにしようと決めた。
材料の条件としては入手性や加工性が良いこと、手で持てる重量に収まること、処分可能なこと。
サイズとしては寸法的にも見た目的にも4429に合うこと。
機能としては分解・微調整できること、経年変化すること、有害物質を撒き散らさないこと。
個人的には硬質な欅が好きだが入手できそうになかったので竹、楢、ハードメープル、タモを候補にサンプルを購入してチェックしてみた。
見た目は完全に竹なのだが加工も考えると結果的に楢に決まった。
サイズはスピーカーの設置サイズとしては幅400mm、奥行き300mmは必要なのでメイン部材の板厚も最低50mmは欲しいところだが見た目のバランスから80mmにした。穴あけもドリルの長さからこれがほぼ限界。
両柱をつなぐ板材は色違いにしたかったので色が明るく木目の細かいカバ桜にした。
加工中の写真撮り忘れたのでいきなり "ほぼ" 完成。 まだネジ穴は埋めていない。
柱と柱間の板材に鬼目ナットを組み込んでM6キャップスクリューで固定。
これにより反りや寸法誤差などで発生するガタを一定期間後に微修正できるようにした。
柱の穴あけは4種類のドリルを使い分けて両サイドから貫通させた。
一発目は2mmの下穴錐で両サイドから。次に外側はスターエムの皿取錐、内側はスターエムの竹用ドリルで35mmまで、再度外側から先端に誘導ネジの無い木工ドリルで貫通させた。
神沢ドリルガイドK-801をライトチューンしてガタを無くしてもこの厚みで精度良く穴あけするのは難しい。スムーズにボルトが通る穴もあれば若干キツイのもある。 幅は400mm
奥行き300mm
高さ270mm
こんな感じ。
柱の楢材は柿渋を塗布してからWood Foodの蜜蝋で仕上げた。中間のカバ桜の板材は明るい色のままにしたかったので蜜蝋仕上げのみ。
520x500x30mmの楢集成材ボードの上にこのスタンドを置く予定。
が、一つ問題発生。蜜蝋で仕上げたのでツルツルして滑りやすい。
ただいま爽やかで格好良くキレッキレな地震対策は何かないかを検討中。
自宅PCデスクの椅子を買い替えた。
これまでは近所の家具屋で買ったメーカー不明の謎のPCチェアを20年近く使っていたが体に合わないのではないかということに気づいた。
3月後半から在宅勤務状態で椅子の座り方がいつもより真面目だったので背中にダメージが蓄積されてきていた。これはマズいってことですぐ注文して約3週間待って本日届いた。
新しい椅子はコクヨのing [イング]。 色によって納期は大きく違った。
座面の固定が解除できてユラユラ前後左右に動くことができる。机で作業していると前かがみで画面見たり左側のものを取る時など結構体を傾けることが多い。するとこのユラユラ前後左右に動く機能は体を傾ける動作を妨げないので背中のダメージを減らせるんじゃないか?と想像して実際に試しもせず買ったが想像通りだったので結果オーライ。 右への傾き
左への傾き
実際に座ると上の画像よりもう少し大きく傾いたり移動したりする。
一方で調整機能は高さ調整くらいしか付いていない。 ユラユラロック/解除レバー
高さ調整レバー
ユラユラはロックすれば普通の椅子として使える。
クッションも柔らか過ぎず適度な反発があってとても快適。背当ては当然クッション。
会社で使ってる椅子はメッシュ背当てなので衣類が擦れてホコリがすごく背当てのクッションは外せない条件だった。
背中のハンガーは自宅では?なので迷って買わなかったがやっぱりあると便利とちょっと後悔。
ちなみに、この椅子は見た目よりちょっと重い。持ちにくさもあるが2Fまで階段上がるときにちょっと気合が必要だった。JBL4429の方が全然楽。
JBL4429を購入する前にDS-66Zでちょっと実験してみたことがあったので今回書いてみる。
DS-66Zのスピーカー端子はケーブル直挿し前提の構造をしておりバナナプラグやYラグは接続できない。でもって極太のMONITOR POWER CABLEなどはかなり慎重に扱わないとケーブルがうまく端子に入らない。 当時は便利に思えたのだけれど・・・
でもってM-5000Rにつなげてる分には音も抜群に良いのだけれど、この古さをちょっとだけなんとかしたらもっと音が良くなるのか?と疑問を抱いたので即実践してみることとなった。
やることは大きく2つ。
1. コンデンサや内部ケーブル類を新しいものに交換する。
2. バイワイヤリング方式へ変更する。
たったこれだけ。
ではやってみよう。
まずは分解から。 後ろは開かないので前からのアクセスとなる。
このVesselの電ドラはとても便利。発売後品切れ前に確保できていて本当に良かった。
ウーハー取り外しがもっとも緊張する。
ユニット外しは一通り完了。
ユニットを外して内部を見るて手順を考える。 中高域用ネットワーク
これはウーハー用
ネットワーク基板はウーハーとスコーカー/ツイーター用の2つに別れておりそれぞれがターミナルに配線されていいる。特にウーハー側の基板は奥まったとこにあり目視しながらの作業が困難。取り外し前にデジカメを突っ込んで周りを撮影して状況を確認した。 これを取り外すのに1台目はかんり手間取った。見えないし工具が入りにくい。
次に、コンデンサの容量を調べて同等のフィルムコンデンサをAmazonで探すが、在庫切れなどで完全一致とはいかなかった。ウーハーの47μFは大きすぎて今回はパスするとして、ツイーターの2.5μFを3.0μFで代用。すべてDayton Audio製のフィルムコンデンサとした。
ケーブルは高域用はBelden8460、中・低はよくわからない14AWGのOFCケーブルを採用。 ファストン端子はオートバックスで購入。
そして今回の肝の部分のターミナルはアルミ板を加工して作成。 なるべく傷がつかないように慎重に加工した。
ネットワーク基板が2つに別れていたので特に深く考えることもなくターミナルもそれに合わせて結線した。 ネットワーク周りを一通り作成したところ。
配線長さをノーマルと同じにしていたので取り付けに余裕はあまり無くて結構ギリギリ。
完成!
ハンダは使わず全てカシメにしたのでかなり手間取り作業は2日にわたった。
で、肝心な音の方なのだが、この時はM-5000Rは名古屋1台、川崎1台と別々に置いていたのでM-5000Rでのバイワイヤリングは試せず、リビングのA-50DAでのバイワイヤリング接続とM-5000Rのシングルワイヤ接続での試聴となった。
5000Rのシングルワイヤ接続・・・良し悪しは別として音は微妙に変わった。中高域が若干力強くなったというか音が大きくなったので相対的に高域の伸びが薄れたように感じるが出てない訳ではない。低音は特に変わりなし。
結果的に大きくDS-66Zの印象が変わることは無かった。ボーカルの高い声くらいの音域が以前より若干前に来るので生き生きした元気な曲は合うと思う。特にFride Prideとか。
A-50DAでのバイワイヤリング接続・・・プレーヤーはUDP-LX500なので全然環境が違うが少なくともS-50PMよりふわっと音が広がり低域のキレも良いが、シングルでもバイワイヤリングでも殆ど変わらない。そもそもM-5000Rに繋げた時のような繊細さ、静かさ、力強さは無く感動はない。
が、これでスタートレック ディスカバリーのBlu-ray観ると生々しくとてもリアル。本物見たこと無いけど。
これが改造当時の印象。
本日時点では川崎からもう1台のM-5000R持ってきたのでバイワイヤリング試聴しようと思えば出来ないことはないが4429の移動は重い、面倒くさい。そもそも改造前のDS-66Zの音を覚えてる自信もないし。
ただ、DS-66Zではっきり言えることはアンプで音のイメージがガラリと変わる。パワーがないとレンジが狭くなり薄っぺらな音になる。パワーがあると何故か煩くならず疲れない幸せな音がでる。 アクティブコントロールGND駆動しているので2台ともメータはL側しか振らない。この駆動方式にするととても静かになる。