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ひっそりと書き綴る俺のチラ裏

VFR400Z + α-12 その2

2010-05-30 23:48:24 | VFR400Z

覚えているうちにα-12へ交換した直後のインプレを書き留めておこう。

【皮むきまで】
タイヤ交換翌朝の出発時はまだ表面テカテカ状態のため、出発して暫らくの間は交差点などおっかなびっくりだったけど、特に滑ることも無く普通に旋回して手応えもあった。
R153ではなるべく表面の皮むきを意識して、無駄にカーブ奥まで突っ込んで鋭角に脱出することでタイヤサイドを使いつつ茶臼山高原道路入り口手前まで到着。
皮むき途中だけど面ノ木までの細い道で軽快に走ってみると意外と自然にバンクする。
茶臼山高原道路へ入って軽く流してみると下りでもアンダーにならず強力な旋回力が発生していることに気づいた。

天狗棚駐車場でタイヤを確認してみたらサイド1cmほど残ってる状態。

  

【ちょい試し】
「もうOKだろう、いっちょ飛ばすか?」と思ったが茶臼山の頂上では芝桜のイベントか何かわからないがやたら車が多くて挙句に駐車場待ち渋滞に巻き込まれる始末。
何とか県道505に抜けたのでいっちょ試してみた。下りヘアピンばかりの道だが、特別な事しなくても膝すりながら狙い通りのラインを描ける。
もうこの時点で期待は目いっぱい高まってR418と蛇洞林道が楽しみでしかたない。

【細道】
まずはR418に入り細道をクネクネ走る。期待に外れず大変コントロールしやすい。
右へ左への狭いカーブばかりのこの道で、リーンアウトぎみにパタパタ切り返し、旋回中に曲げたいところで軽く体重掛けてやるとグリっと旋回する。更に旋回したいとこはそのままハングオン体勢に持ち込むとより強力な旋回力を得られる。
いや~まいった、凄いタイヤだ。
この低荷重状態の旋回力や応答性こそ先の道路が読めないツーリングで軽快に走る重要な要素だと思う。
しかも、前輪乗りも後輪乗りもどっちもOK。急な切り替えしが続くところではオフ車みたいな極端な前輪乗りで反応の早い動きできるし、ちょっとRが緩くなるとレプリカそうろうでリア荷重にしてハイペースで抜けても凄く安定する。
これはおそらくタイヤの効果だけでなく、ホイールとサス等の組み合わせの偶然の産物かもしれない。なんてったって空気圧調整し忘れてたし。

【蛇洞林道】
本領発揮か?と思ったら自転車競技が開催されていたため、しらびそまでの間は大人しく走行したからタイヤとの適性は良くわからない。
ただ、カーブの途中でもブレーキや抜重にも付いてきて対向車避けのライン修正とかは容易だった。
倒しこみは軽いけど任意の位置でバンクを維持できて安心感は相当高い。
安心できないのはアウトインアウトでこっちに突っ込んでくる対向車だ。頼むからセンターライン無い道じゃキープレフト守って欲しい。

 

【ウェット高速道路】
これはタイヤ交換直後ではなく先週走行した時の感想。
うーん、悪く言えばふらつく。剛性が足りないとか外乱に弱いとかという性能不足なふらつきではなく、プロファイルの影響(効果?)だと思うけど操作に敏感みたい。
まっすぐ走らせようとしていればガッチリ直進する。ボケーっと走るタイヤじゃなくてスポーツ向けな感じかな。いずれにせよ問題ではない。
まだ、どこまで大丈夫かな?的な走りはしていないけど時々雨量が増した時には排水性に意外性は無く見た目そのままな気配を感じた。
Gパンの上にレインスーツという格好だったし、夕方の東名は車多すぎ。

【総括】
これはいい!3桁酷道ツーリングにぴったり。
意外にもタイヤは激しい削れ方してない。サイドまで全部使うシーンだと隼やNC30のBSのタイヤはボロボロだったのに。

 


NC21地味な改善

2010-05-30 00:15:51 | VFR400Z

前回のタイヤのインプレの続きは次回として、今日はエンジンの調子を改善したかったのでちょっといじってみた。

以前にCDI交換してエンジン復活とか書いていたけど、よくよく見直したらフルトラじゃん。「スパークユニットを交換した」が正しいからここで訂正。

レストアしてから幾多の調整の後、今の状態が最も調子良いけど改善の余地いっぱいあるので今回はハイテンションコードとキャブの2つにフォーカスしてみた。
今のところチョークも機能し、温まればアイドリンクも安定する。けどチョーク無しや十分暖まっていないとすぐストールする。なんとかチョークなどで回転上げずにアイドリンクを維持したい。
また、トルクの谷が表面化した。NC21ベースのエンジンの時には無かったけど、現在のNC21+24+30エンジンでは6000rpmあたりでグズる。何とかならないかな~?

1.プラグコードの再生
ま、基本はこれでしょってことで社外品を探したけどダストカバー付でNC13エンジンに合いそうなハイテンコードが見つからない。(確か以前問い合わせたとき純正は欠品だったと記憶)
何故か新品のキジマのシリコンコードと部品取りVFR400Kプラグコードがガラクタ箱にあり、試しにバラシてみたところケーブル交換に成功した。

ダストカバーにシリコンスプレーを吹き付けてコードを押し出すとキャップ部分が現れる。マイナスドライバーで金具を取り外すと、抵抗っぽい部品の奥にワッシャを半田付けした状態のケーブル端部が現れる。この半田を除去して新しいケーブルに交換して逆の順序で組み立てる。

  ノーマルはこんな構造になっている。

   再生完了。


頭抱えたのはコイル取り付け部のゴムのストッパーの固定方法。純正はケーブルを一部細くして更に接着されていてストッパーは動かない。
で、製作中のケーブルは表皮の材質はシリコンで、ゴムのストッパーの材質はビュー的にゴム(本当か?)、この組み合わせで使える接着剤が無いので近所のホームセンタを探したら「セメダイン スーパーX ブラック」を発見、購入。完全硬化には24~48時間だが、100歩譲っても1時間しか我慢する気無い。俺的には大丈夫ってことで車体へ装着。明日になればくっ付いてると思う。



純正は完全にケーブルが硬化しており、今回製作したコードは新品だから柔軟性抜群。これだけでも気分良いし、ピカピカのハイテンションコードはビュー的にもGood。

2.ジェッティングetc
現在は後期型88VFR400R(NC24)のキャブを使用している。
ジェット類は#1-#4キャブ共、MJ/#115、JN/8ZC(ワッシャ1枚)、SJ/#38。
で、今ひとつ力感が無くプラグは若干白っぽい様子なので濃い目に振ってみる。



#1/#3キャブは MJ/#118へ、#2/#4キャブはMJ/#115のまま。
本当は前#118後ろ#120にしたかったけど、何故か#120が1つしかない。手持ちでの次のMJは#125,#128へ飛んでるのでこれで妥協。
JNは全てワッシャを+1。スプリングは手持ちのものからなるべく自由長、バネ定数の揃ったもの4つを選んで装着。
ただし、サービスマニュアルでは#1/#3は#2/#4よりも細いジェットニードル、短いスプリングを使用と書いてある。現車はそんな風に見えなかったが・・・。


結果
スパークの強さは見た目では違いがわからない。けど、チョーク無しでエンジン始動できて数回のスナッピングの後にかろうじてアイドル維持OKとなり目標達成(かな?)。エンジン暖まると変更前よりアイドルが200rpmほど高くなったようだ。
近所を走ってみたが、発進直後の低中回転域で若干トルク感が上がった。(以前よりスロットルについて来る)
高回転域は「変わったか?」程度だが、少なくとも悪くはなっていない。
6000rpm付近のグズリは健在。orz
けど、よくよく思い返せばこれを感じるのは全開加速の時。ゆっくりスロットル開けるとトルクは少ないのは同じだけど比較的スロットルについてくる。
もしかして濃いのかな?それともスプリング弱いのか?脈動だったらやっかいだな。
ん~、NC24のトルクの谷は簡単に解決しそうにないかも・・・。

 

ラジアルってだけでも既にノーマルに対して格段に運動性能高いけど、次回は足回りを調整したい。


VFR400Z + α-12

2010-05-16 22:48:31 | VFR400Z

昨日交換したタイヤ ダンロップ α-12の性能確認も兼ねていつものしらびそ経由で川崎へ移動した。

今日は疲れてフラフラなので詳細は次回書くことにするけど、変更後の大まかな感想は「酷道コーナーリングマシン」。韋駄天ツアラーという理想にかなり近くなった。

NC30に装着してるBSのBT-090も良いと思っていたがその上をいくかも。BT-090は荷重と旋回力の関係は今思うとニュートラルで、どちらかといえば路面にべたっと張り付く感じだったが、α-12はべたっと感はさほど無いが、荷重かけて無くてもスパッと旋回し、荷重かけると更にグリグリ旋回力が増し、イン側のガードレールに頭ぶつけそうになった。人工的な旋回力って感じだが効果は凄い。ただ、この変貌ぶりはタイヤだけの効果では無さそう。

R418のようにセンターラインの無い細い道では圧倒的、どの角度からカーブに突っ込んでもOK!コントロール性は極めて高い。サスは前のBT-39用に調整してたままプロアームになっちゃったからラジアル用にどこまで煮詰められるか楽しみ。


VFR400Z タイヤ交換

2010-05-15 23:48:23 | VFR400Z

白ブサはちょっとおいておいて今日はNC21のタイヤを交換。

今回購入したのはダンロップ SPORTMAX α-12。
BSのBT003st、BT-090、BT-92を候補に挙げてプロアームの干渉の可能性や絶対的なドライグリップ、低負荷時のグリップ、ウェットグリップ、排水性、長期放置性(乗らずにタイヤ終了の耐性)などを想像力を駆使して検討した。
独断と偏見、机上の空論から筆頭候補になったのはBT-92だったが「今在庫あるのα12だよ、すぐ注文しないとほかの人に売っちゃうよ~」の一声で候補が引っくり返った。俺の検討より即納が重要だ。

今回購入したサイズは、フロント:110/70R17、リア:150/60R17。

 とりあえずタイヤ装着。フロントはRC42、リアはNC35のホイール。

気になるプロアームとの干渉だが、よく見えないが10mm弱ほどのクリアランスがありそう。160mm幅のタイヤまでなら大丈夫かな?フロントもフェンダーとの隙間は片側それぞれ10mmほどあるので120/70R17も何とかって感じ。

 上から見たところ。

 したから見たところ。

リアは簡単にホイール脱着できたが、フロントは厳しかった。叩こうが引っ張ろうがシャフトが抜けず、フォーク下部の穴にレンチ突っ込んでこじ開けて何とかシャフトを抜いた。で、装着も困難が予想されたが全くシャフトが入らない。何か変だ。
掃除しながら作業してたので既に7時をまわり、辺りは暗くなりお先真っ暗になってきた。明らかにピンチだ。

 カラーをこれ以上通り抜けられない。

 これでグリグリやると・・・

 出来上がり。

ちょっとだけ試乗してみてブレやガタもないので明日の朝は川崎へ向けて出発だ。


シグナスで散歩

2010-05-09 17:38:15 | シグナス X 5期 FI

今日はポカポカして暖かかったので近所をふらり散策してみようという気になった。
そこで、久々にシグナスの登場なのだが、最後に10分以上の距離を走ったのはいつだろう?
確か去年の夏以降は月に1,2回ほど近所に買い物行くくらいにしか使っていない。距離的にもせいぜい1回5キロ程度かな。
五期FIはただでさえ燃費良い上にこんな使用状況だから古いガソリン入れっぱなし。最後に給油したのは今年の1月頃だったような・・・してなかったような・・・思い出せない。まぁ、ガソリン入れなくても走ってくれる不思議なスクーターにかなり近い感覚だ。

で、こういうポカポカ日和は多摩川周辺がよさそうに思えたのでのんびりGO。
ガス橋あたりで1号線の橋の方向に何かの煙突の先がキラキラ光るというか炎があがってるような光景が見えたから「何だろうと?」どんどん進むが結局何も見つからなかった。このまま街中入るの嫌だからUターン。

  大勢の人が多摩川でノビてた。

すると、ガス橋のちょい下流でトンボとカサゴ(に見えた)の凧も上がっていて興味を引いたが停まれないので残念だがスルー。
そのまま上流へ向かって走り近所の用水脇を通って散歩終了。

 ここも人が多かった。用水の中に歩道があってお弁当食べてる人、その横に鳩やスズメ、その後ろにネコという絵に描いたようなノンビリ光景だ。

まだオドメーターは130キロほど、燃料計は約半分をちょっと切るくらい残ってる。
この調子では次の給油は秋か?もうちょっと乗らねば。


ネイクドVFR400Z

2010-05-04 19:12:06 | VFR400Z

本日アリストとNC21を洗車した。
暑くて隼とNC30まで手を掛ける余力なし。ちょっと前まで寒かったのに凄い変わり様だ。

NC21は一通り洗車してアクアクリスタルでコーティング。
その後、切れていたスモールランプの電球の交換と、スクリーンの取り外しを行った。スクリーンにより手が入らないためライト周りは汚れ放題だったが、ようやくクレポリメイトで綺麗にすることができた。

せっかくエンジンの調子が良くなったので近所をフラフラしてみた。
アイドルは安定しており一定のリズムを維持している。ちょっとアクセル開けるとドリューンと一気に吹ける。ノーマルより全然反応良いように感じるが、たぶんマフラーからの音の大きさで錯覚してるのだろう。フライホイール軽量化やポート研磨くらいじゃ大して変化無いはずだから。
また、以前のように排ガスのガソリン臭さも無く、アフターファイアーも無い。ちゃんと燃焼してるようだ。凄いな、ちゃんと機能するCDIは。

ギアをローに入れて引っ張る。レブリミットに当たってしまいNC30の速度には数%ほど及ばない。2,3,4速とシフトアップしてゆくが、ギア比がクロスしてるからシフトアップしてもエンジン回転数が全然落ちる感じが無い。NC30だとここまでクロスを意識しないけど、これも音のせいかな?
パワーフィールも良く9000rpmあたりからレッドゾーンまで一気だ。それ以下の回転数ではNC30のようにグイグイ押す感じはないけど、CB400SFのようにスカスカで回転だけ上がる感じでも無く、音と体感Gと車速が程よく一致する。

   センターロックプロアームのNC21でもマフラー左出しだとあまり違和感を感じない。

下町のちょっと狭い小道に入り、2速~3速2000rpmあたりでゆっくり走行する。
カムギアのヒュンヒュンヒュンという音とポンポンポンという焼玉エンジンのような排気音が壁に反響して変なマシンに乗ってる気分になるが、ちょっとアクセル開けるとドリュンという音と共に車体が前に飛び出だし、アクセル戻すとギューンという音出しながら減速する。ノッキングも無くすごく反応が良い。やっぱりカムギアV4は中低速での加減速時の音が心地良いが、こういう場面ではHRCのF3用カムの時は音の切れが悪くていまいちだった。

プロアームとRサスのマッチングも悪くない。細かく速い入力には若干硬く感じるけど、跳ねたり突っ張ったりしない。またプロアームはオフセットしてあるが捩れる感じも無くしっかりしてる。FはRに比べて若干柔らかいが真っすぐ走るので許容範囲だ。

今日乗ってみてタイヤ以外不安を感じる部分も無く、ようやくNC21で遠出しても大丈夫な気がしてきた。


VFRのエンジン復活

2010-05-03 21:39:09 | VFR400Z

エンジンからカタカタ音がして気になってしょうがなかった。
エンジンの始動性も非常に悪い。

部品などを用意していたからGW中に直したいということで修理に着手した。

<修理予定>
・カタカタ音対策としてはクリアランス調整ではビクともしなかったからロッカーアームやガイドの交換など考えていたがシリンダヘッドごとNC24のものに交換する。
・始動性については恐らくキャブでは無さそうなのでコイルを交換してみる。

<実行>
とりあえずエンジン掛けようとしたところピクリとも掛からない。
トップ画像の状態のようバッテリ使い果たして充電器を繋ぎながらクランキングすること数十回、絶対おかしい。これまでも掛かりは悪かったが今回は特に悪い。
プラグを外してスパーク状態を見ると、1番シリンダは全く火花が出ない。
あれ?と、2番シリンダのプラグを見る・・・やっぱり火花は出ていない。まさか!と、3番シリンダを見ると同じく火花なし。もうこれで十分なので4番を見るのやめた。

<エンジン始動性編の予定変更>
以前は弱いながらも火花は出ていたのでIGコイルがダメかと推測していたがそうではないようだ。どれも全くスパークしないとなるとCDIかピックアップだろうということでテスターで追うが抵抗値はともかく全て通電している。ピックアップが外れてるのかとクラッチカバー外したが外見的には正常っぽい。

  クランクケースはNC21、クラッチとクラッチカバーはNC30の寄せ集めエンジン。

NC21のCDIに繋ぎ変えたがダメ。NC24のCDIのコネクタをNC21に変更して繋いだら一発でエンジン始動、かなり調子良い。ハーネスがオリジナルとは違うのでどの型式の部品使ったら良いかの判断はちょっとややこしい。
始動性の悪さの原因はCDIにあったようだ。

<カタカタ音対策>
外装やタンクなど外して車体にエンジン積んだままシリンダヘッドを交換しようとしたが、どうも無理っぽい。エンジン下ろして普通に交換開始。

シリンダヘッドは以前ポート研磨したNC24のものを利用。バルブガイド打ち直したもの。カムはHRC F3用のものからNC24標準に戻す。F3用カムはオーバーラップが長いのでエンジン音の切れが無くなって面白くない。

で、今のエンジンどうなっているかというと、

ヘッドカバー:NC21
シリンダヘッド:NC24
シリンダ/クランクケース:NC21
クランク/ピストン:NC21
ミッション/クラッチ:NC30
CDI:NC24
ハーネス:NC21
キャブ:NC24

これでもちゃんと動くからホンダは偉い!

<作業結果>
エンジンの始動性もバッチリ良くなり、チョークもきっちり効き、アイドルも安定する。
暖気後ではアクセルのレスポンスも良くなり、一気に吹け上がる。
カタカタ音も消えて静かになり、排気音も一発一発の爆発音がハッキリして良い音するようになった。

いや~修理して良かった。明日は久々にNC30のエンジンを掛けてみよう。


白ブサでGW帰省

2010-05-02 22:01:33 | GSX1300R 隼

29日は天気が良くなかったので今回の名古屋帰省は4月30日にした。移動手段はもちろん白ブサ。

午前5時半に川崎を出発、R246から環八へ入り練馬を目指すが心配した交通量もそれほど多くなくて難なく関越自動車道へ入った。しばらくボケーっと走りながらルートを考える。行程を何も考えていなかったわけでは決してない。

出発前の計画では、
「早朝川崎出発」「関越自動車道」「大王わさび園」「12時に伊那ソースカツ丼」「蛇洞林道」と、5項目も決定事項がある。"とりあえず東へ向かう"とか"風に押されて左折する"といったいい加減なルート選びとは次元が違う。

そういった背景の中、午前6時半には所沢のあたりを走行していたが、長年の経験と勘から、このまま日本海に抜けてから反転して伊那を目指すと「12時に伊那ソースカツ丼」は達成できないと予想、藤岡JCTから上信越自動車道に入ることにした。どこで高速降りたら12時に伊那市到着を精密に実現できるかそろそろ真剣に考えようということで、佐久平PAで休憩しながら地図を片手にコーヒー飲んでシミュレーションする。結果、次のようなルートに決定。

麻績ICで降りる→聖山を廻りこんで大町へ抜ける→大王わさび園→R158梓湖→薮原→権兵衛トンネル→伊那市→しらびそ→茶臼山→名古屋。

シフトミスとかしなけりゃ12時に伊那市に狂いは無い・・・かも。それではGO!

 浅間山の存在感は凄い。

麻績ICを降りてすぐ給油し、県道12号丸子信州新線に入り聖山を迂回して大町を目指す。
 アルプス展望道路というだけあって北アルプスの見晴らしはGood。

西へ行きたかったのだが道がよくわからず、途中の工事案内標識に動揺して恐らく適切でないところから脇道へ入ってしまった。さすがに地図もナビも役に立たない。

  ここまでは良かった。この先はどこを走っているかわからない状態。

現在位置はどこで、どこへ向かっているかわからない、砂利道も現れたりしてこの先道路が続いているかも定かでない。が、戻る気は全く無くただ前進あるのみ!ここで白ブサのUターンとかエアターンとか俺には無理!絶対畑に落ちる。

 ようやくR19へ抜ける目処がついたラッキーな瞬間。

何とか普通の道路に出てR19をしばらく南下し、性懲りも無く県道55号へ入り、更に小道へ入り込んで大峰高原を目指す。いい感じのワインディングだが何だか走りにくい。今日は乗れてない感じ。

   ここ、大峰高原からの北アルプスの眺めも素晴らしい。

高原を下って町の方へ降りたいのだが、何故か県道274号から抜け出せない。また「俺は何処を走ってるんだ?」状態。3キロもないはずの道をUターン含め20分くらいかけて町へ出た。

既に10時半となり、大王わさび園は次回に延期して12時のソースカツ丼を優先する。
県道25号を南下してR158の村の駅「アルプスの郷」で休憩。ふと上高地方面の上空を見ると雲行きが怪しい。案の定村の駅を出て1分も走ったら雨が降ってきた。しかし太陽は出ているから風で雨が飛ばされたか何かで局所的か一時的なものだろうと判断してカッパは着なかった。

奈川渡ダムから県道26号に入り、野麦街道への分岐を越えて薮原の辺りまで来てようやく雨とおさらばできた。途中、山陰とかトンネルの中とかでは雨が降ってなかったくらいで結構広い範囲の局所的な雨だったようだ。いや、路面はウェットで無かったから局所的な雨にピンポイントで追われてたのか?それにしても寒かった。

R19に入ると寒さから一転してポカポカ陽気に感じた。何だろうこの温度差は?
権兵衛トンネルを抜けると右に至近の中央アルプス、彼方前方に南アルプス、左の超至近距離にお花畑と、とても景色が良いポイントで一旦休憩。

 ソースカツ丼屋まで一直線。

伊那市の「たけだ」というお肉屋さんに12時10分に到着、予定より若干遅れた。ソースカツドンはミニ、お得、ジャンボの3種類があり、ボリューム感がわからなかったので店員さんに聞いてみた。色々説明いただいてジャンボは大きいということはわかった。

 画像はジャンボ。お肉屋さんだけあって肉質が大変良い。味もGood!

お腹いっぱいになり、しらびそ目指して再スタート。しかし、お腹いっぱいでの白ブサの前傾姿勢は厳しい。

満腹で苦しいため休憩しながらヨレヨレ走ることしばし、分杭峠の手前に差し掛かるとシャトルバスの発着所を発見。峠頂上付近のゼロ磁場のパワースポットは完全に一般車キープアウトとなりガードマンもいた。渋滞とか路駐とかよりは一般車締め出しの方がマシとは思うが、やっぱりちょっと残念。この対策より原因の方が問題なのだが。

 撮影アングル悪すぎたが、ここは峠頂上。

更に先へ進んで地蔵峠に入る。
やっぱり今日は乗れてない。タイヤのせいか?接地感が薄く、すぐ倒れてなんだか不安定。そろそろタイヤ替えないといけない。蛇洞林道とか地蔵峠みたいな道は相性良かったんだけどな。
道路そのものは残雪も無く、ひび割れてたり段差があったり砂や枝が落ちてるくらいで問題なく走行可能。

 思ったより人は少なく、山荘の駐車場もガラガラ。

ハイランドしらびそでアップルジュースを飲んですぐ下山。蛇洞林道を降りてR152に入ると御柱が置かれていた。5/1は程野御柱祭。

 これを曳航するみたい。

R418に入りR151へ合流する手前の鉄塔。
 組み立てじゃなく解体してると感じたがどっちだ?

その後、茶臼山高原道路を経てR153から名古屋入りした。
乗れてないのもあるが、やっぱりタイヤが変。ちょっと荒れたカーブでは無理が利かずに滑る感じがする。信号待ちからの発信でワイドオープンするとホイールスピンしちゃうし。そういえばこのタイヤ3年目だからそろそろ交換しないといけないな。