扇沢から黒部ダムを結ぶ関電トンネルトロリーバスが2019年4月の営業から電気バスへと変更されることから本年が最終運行年となる。いつもは室堂へは立山側から上がっていたが今のうち乗っておこうということで今年1回目の立山トレッキングには大町側から入ることにした。
このトロリーバスは高校の修学旅行、関西電力の黒部ルート見学会と過去に2回しか乗っておらず今回で3回目で普段の混み具合はよく知らないが、平日ということもあり6名しか乗っておらずガラガラだった。
外装は通常の銀色からトロバスラッピングが施されてちょっとカラフルになっている。
この黒い猫みたいな犬はもしかしてオコジョかな?
乗車券もトロバスラストイヤーのロゴ入り。
すごく古い格好したバスって記憶があったので高校生の時に乗ったのはこれかな?
黒部ダムについては黒部の太陽観たり高熱隧道読んだりして、ダム周辺の過酷な自然環境や多くの犠牲者をだした極めて困難な建設であったという知識からかダムを見ると凄みを感じる。そんな場所へと通じるこのトロリーバスも街中のバスと明らかに違う雰囲気を醸しだしており、できれば文化遺産のような形で残して欲しいなと思った。
急遽休みがとれることになり、直前にもかかわらず雷鳥荘も予約できたので9/28から2泊3日で立山へ紅葉を見に行ってきた。
富山に近づくに連れて雨も風も強くなり、お昼頃はプチ台風みたいな状況だったので期待はしてなかったが美女平から上は想像通りの曇り模様。室堂はもっと悪くて小雨状態。
けど天気予報の情報から夕方には回復するだろうと思ってターミナルで待っていたが我慢の限界に達して5分後にはレインウェアを着て外へ出た。更に5分後には雨は止んでいた。orz
雨は止んでも景色はよろしくなかったが、真っ赤な夕日を見ることができた。
地獄谷の蒸気と雲が真っ赤に照らされてた。
別山全体が真っ赤に照らされていたのだけど他の写真撮っててこれ1枚しか夕日の別山は撮れなかった。
夜はかなり冷え込んでいて寝てても寒かった。温度計持ってなかったけど体感基準でおそらく氷点下数度。
翌朝6時頃はスカッと晴れて青空だったが7時過ぎにはどうみても曇り空になっていた。
雷鳥沢からの眺め。
そこらじゅう凍っていて浄土橋を渡る際にははかなり緊張した。落ちたらチャポンだからな。
9時頃から雨または雪、3時頃から晴れの予報だったので一先ず新室堂乗越まで来たが警戒して予定のコースを変更して大日岳方面へ向かうことにした。予定では別山〜真砂岳〜大走りのコース。
御前小屋の方は完全に雲の中だったが大日方面は9時頃までは雲の流れから外れていた。
しかし、ちょうど9時頃に雲がかかったと思ったらあっという間に雨。なんて正確な天気予報なんだ。
こういう天気になると元気になる雷鳥。見えにくいが5羽写ってる。けどそれだけではなくてここには10羽以上いてカエルの大合唱みたいになっていた。
この日はトレッキングはもうだめということで退散。
翌朝は時間とともに天気も回復して晴れてきた。しかし混雑する土曜なので朝一で帰ることにした。
雷鳥沢へ下る階段から。
朝日がのぞく立山。
結局、紅葉は期待の遥か下だったので残念。また次回。
7月21日に室堂へ行ってきた。立山三山縦走が目的。
数日前からも天候が不安定だったので心配していたが当日は抜群に良い天気で雷鳥荘を出発できた。
気温も想像していたより高く、室堂あたりならTシャツだけでOK。
みくりが池付近の遊歩道。
雪渓が残っているとの情報は得ていたので念のため軽アイゼンは持っていった。必要となるとしたら雷鳥坂と予想しており、一ノ越への道中の雪渓は整備されていて全く問題ない。都心部で雪に降られた方がよっぽど危ないくらい。
道が掘られており普通に歩ける。
途中、一ノ越し山荘で出発直前の小学生の登山集団に出くわした。もう終業式が終わって夏休みかと思ってたけど地域差があるみたい。
ピョンピョンと登って山頂到着。
雄山山頂。さすが平日、数名しかおらずガラガラ。
午後からは天候が悪化するとの情報があったので山頂で祈祷してもらってすぐ出発。
このあたりは室堂や別山と違って風が強い。
大汝山手前から見た黒部ダム。
大汝から見た剱岳。
ささっと富士ノ折立に到着。
ここまではテンポ良くささっと来ることが出来るが、ここから先は長く感じる。
真砂岳方面。この景色はトレッキングっぽくて好きだが歩くと結構単調で長く感じる。
真砂岳の頂上。
本当に長いのはここから別山までの間。しかし、このあたりから雲が出てきて時折覆われてしまう。
雲の中では流石に結構寒い。ここで半そで半ズボンの元気な外人が「こんにちは」と声を掛けてきたので「コンニチハ」と答えたら知ってる日本語はそれだけだったのかいきなり英語全開で質問の嵐。別山はどっちだ、このまま行って御前小屋に着くのか?そこから右は剱岳で左は雷鳥でいいのか?と雲で周りが見えないから不安だった模様。
そうこうしてるうちに別山到着。
剣沢にはいくつかテントが見える。
剣御前小屋から黒百合のコル方面はまだ厳しそう。
小屋から剣御前の頂上までは約5分。途中で雷鳥発見。
剣御前からの剱岳は雲の中で全く見えなかった。何羽か雷鳥見れたのでまぁOK。
下山開始ということで雷鳥坂を下るとまた雷鳥!
どいてくれないと通れない。
雷鳥坂では2箇所雪渓を通ると聞いていた。
1箇所目はほとんど解けていて2mほど越えるだけ。
雷鳥坂終盤の雪渓は結構長く100mくらいかな?アイゼン無しで全然OKだった。
雷鳥坂を下りて川原のところにも雪。
ここから見る景色はいいね~。
雷鳥沢にはまだ雪が残っているが、中央付近は地面が出ておりいくつもテントが張られていた。
ドライではないので結露しそうな雰囲気。
雷鳥荘を起点にぐるっと回って約12キロの行程。時間にして約8時間だがGPSウォッチによれば正味移動時間は4.5時間ほど。
雷鳥荘からの別山。
GW中は御岳ロープウェイが特別営業していることを把握していたので4/30に雪の残る御嶽山に登ってみた。
混んでるかな?と思ったものの御岳ロープウェイの駐車場には車は50台ほどいるだけで結構ガラガラで周りに雪も殆ど無い。
リフト乗り場から直後はこんな感じ。
中腹あたりから雪面が見えてくる。
山頂の飯森高原駅の出入り口付近は除雪されている。
しかしそこから上を見ると真っ白。
で、飯森高原駅から7合目の黒沢登山口ルートとの合流箇所まで雪の回廊が作られていて散歩できるようになっていた。しかし、シャーベット状だったため登山靴ならまだいいけど普通にコンバースALL STARとか履いていたらたぶんトラクション不足でアウト。
7合目の合流箇所手前付近。
覚明行場山荘も半分雪に埋まってる。
回廊から先は散歩感覚ではなく雪原を歩くことになるためそれなりの装備が必要になる。
といっても緊張するような過酷な状況ではないのでアイゼンとストックがあれば大丈夫。
こんな感じの森を抜け、斜面を歩いてゆく。
森の中の雪面は雪が腐って足が重くなるところが多かったけど、開けた所に出ると比較的締まっていて歩きやすい。アイゼンは普通の10本爪だが登りなら軽アイゼンでもOKかな?というレベル。服装は長袖Tシャツにソフトシェルの2枚。多少風もあり気温も5℃以下だけれども日光のおかげで全く寒くない。
直線的に歩くせいか女人堂までがとても近く感じた。
真っ直ぐ歩くだけ。
やはり女人堂も半分雪に埋まっているけど、付近に比べて建物の周りは比較的雪が無い。
入り口のところはすごい雪。けど裏のベンチは普通に座れる状況。
画像では小さくて見えないけどスキーヤーが結構いた。
王滝方向。簡単に歩いて行けそう。
剣ヶ峰方向。簡単に歩いて行けそうだが立ち入り禁止。
女人堂で折り返して下山する。ふと振り返ると八丁ダルミのあたりからの水蒸気が急に多くなった。まだ不安定なのかな?
水蒸気がモクモクと。
天気も良く、プチ雪山登山を楽しめてラッキーだった。
ちょっと時間が経過したが10月15日に西穂高へ行ってきた。
といっても主峰までは届かずピラミッドピークまで。
ロープウェイに乗ったのは朝9時過ぎだったので全然混んでいなかったし、ロープウェイを降りて山荘までの道のりにも団体さんもおらずマイペースで歩けた。
当日は天気も良く尾根もはっきり見える。
これは丸山。ここへは天気さえ良ければ観光気分で問題なく来れる。
これは独標。ここを境に観光か登山かが分かれる感じ。独標と山荘との間の登り降りはほとんど身の危険は感じないが、西穂高側へ降りるようとした瞬間から落ちたらマズいことに気付く。
これは9峰。
西穂高主峰まではいくつかの小さなピークを越えていくことになるのだが、ピークから降りてくる所のこの大きな一枚岩には焦った。手がかりが見えないし体格も小さいから手足が届きにくい上に滑ったら軽く百メートルは落ちそう。降りるのは焦ったが登るのは帰りということもあり様子がわかってるから降りるよりずいぶん楽だった。
ピラミッドピーク。
帰りのロープウェイ考えるとギリギリになりそうな気がしたのでここで断念。
来年はもうちょっと早く来るようにしよう。
GT-R Magazine presents R’s Meeting 2015が開催されているとのことで、甥っ子のR32 GT-R VスペックIIに乗せられて富士スピードウェイまで行ってきた。
その帰り道、ふと太陽を見るとその横の雲がカラフルになってる。
虹とも環水平アークともちょっと違う彩雲じゃないかなこれ?もちろん偵察機じゃない方の。 とっさにデジカメで撮影。こういう自然現象の撮影は露出が難しい上に、走行中のGT-Rの中から撮影したからシャッターチャンス!と思ったら看板や電柱がど真ん中入ってるし。
太陽の右側だけかと思ったら左側にも微妙に色が付いてる感じだったがデジカメで捕らえられなかった。
8/13に御嶽山へ登った。夜中に到着して田の原駐車場で寝ていたのだが、おそらく気温10度を切ってたのではないかと感じるほど寒かった。
6時頃から登り始めると、わりと天気もよく気持ち良さそうなのだが、ちょっと肌寒い。
ゆっくりと歩いて王滝頂上へ到着。
空が青々として山へ来たと実感する。
王滝頂上から剣ヶ峰の山頂までは自分ひとりで往復。
いつもはゆっくりだが自分のペースでささっと歩いたところ、金剛杖へ刻印してもらってお賽銭入れて撮影してと一通り予定をこなしても35分で王滝頂上から剣ヶ峰を往復できた。実質の往復時間は30分掛かってないかもしれない。いつも標準コースタイム以下だったのでまさかこんなペースで歩けるとは思わなかった。しかしこれ以上は体力云々より足場が悪くて滑るからペースは上げにくい。
鉄人レースが行われていたようで、頂上に折り返し地点が設けられていた。
頂上は割と空いていた。
一度田の原から頂上までダッシュで往復してみたいな・・・どこでリタイヤするか?
9/27-28にかけて室堂へ行ってきた。
紅葉し始めで赤みはまだ少ないが、十分カラフルな世界に思える。来週辺りが見頃かな?
27日は朝から快晴で風も弱く穏やかな天候だったが、夕方からガスってきたのであまり良い写真は撮れていない。更に夜中に星野写真を撮ろうとしたところ、カメラ取り付け中に三脚の雲台が壊れて始める前に終了。(´・ω・`)
せっかくProvia400X購入して久々にNikon F2を持ち出したのに・・・。
それじゃぁってことで、コンデジをベンチの上に置いて15秒のバルブ撮影で頑張ってみたところ、F2.0/ISO1600で天の川の濃淡やM31がそれと認識できるくらいに写っていた。思っていたより写るもんなんだ。
今回はそもそも予定外だったノーマルのCanonnS95で撮影した。
本棚の中にはCHDKの入ったPoerShot A570と超小型赤道儀のNanoトラッカーが入っている。こっちを持っていけば良かった・・・
8/17に御嶽山へ登った。
午後からは天候悪化するとの予報なので午前中に下山できるよう早朝から出発。
画像は登山道入り口すぐのところ。露出が合っていないだけで、実際にはここまで暗くは無い。
雲のおかげで日差しも気にならない程度で快適に登ることができた。
王滝頂上から。
王滝小屋へ荷揚げ中のヘリ。
剣ヶ峰から。なんとも夏らしい空。
下山途中の王滝頂上の裏で雷鳥を見かけた。1羽は崖っぷちに、もう1羽は登山道わき。
ぱっと見は雷鳥だが、鳩より大きくてニワトリより小さい若鳥。
その泣き声は成鳥の声とは程遠く、ピーピーと雛の声。
下山中。
大江大権現あたりを下山中、立ち止まって白装束の信者の方がお参りしているところを見てた。
更に、俺が信者の方を見ているその様子を後ろで英語圏の集団が見てた。で、関心したのか日本の文化がどうのこうのと言いつつ賽銭箱に賽銭を入れてた。Youは偉い!
そして他の登山者といっしょに少しばかり世間話してたら雨が降り始めた。
ここでの30分が運命の分かれ道。雨は強く振った後に一瞬弱まったが、一転して雷雨に発展。(゜Д゜;)
雨も豪雨級だったので一時礼拝所へ避難した。礼拝所が近かったから良かったが、8合目より上だったらどうにもならなかったろうな。数分で雨が弱まり、まだ雷は続いているが下山再開。
10分後に駐車場に着いたときには天気回復。
初めてNorth Faceのジャケットが役に立った。(`・ω・´)
5/20に御嶽山に登ってきた。
スキー以外に雪の残る山道を歩くのは高校の修学旅行で八方尾根を歩いて以来。
中途半端に残雪があって歩きにくいだろなと想像していたが、あかっぱげ辺りの歩幅に合わない段差を上がるより自由な歩幅で直線的に歩ける雪道の方が歩きやすかった。が、それ以上に結構面白い。
田の原を振り返る
全部雪道でなく、大雑把には田の原から8合目あたりは雪道、しばらく岩場を歩き9合目あたりはまた雪道といった具合だったが、場所により岩と雪と好きな方を歩けたので軽アイゼン着脱が面倒なこともありなるべく雪道を歩くようにした。
8合目の避難小屋
すると、8合目辺りでコロコロと鳴く声が聞こえてきた。振り向くと雷鳥が崖からひょっこり現れてこっちに来たので記念撮影。何羽いたかわからないけどあちこちから声が聞こえたり、飛んでる姿を見ることができた。
雷鳥と、恐らく彼らの足跡
8時半くらいに登り始めてゆっくり上がったので王滝頂上には1時頃到着、ちょっと時間かかりすぎかな。頂上でおにぎり食べていたら雲が流れてきた。あれよあれよという間に剣ヶ峰は雲に覆われて見えなくなった。そもそも剣ヶ峰に行くのは時間と体力の面から無理だと思っていたのでそのまま下山。
王滝頂上
頂上の裏側、八丁だるみの手前
まだ雲に覆われていない剣ヶ峰
下りは雪道の足跡をトレースしながら降りていったら知らないうちに登山道から外れて春スキーのコースに入っていた。スキーやソリで下る人達がいるので行き止まりではないのだけれど、登山道は見えていて位置もわかるのに、ハイマツ帯を越えられないので戻れないという状況はあまり気持ちよくない。しかも所々斜度30度くらいありそうな雪の斜面を軽アイゼンで歩いていたので緊張する。
こんな場所。中央の画像はほぼ実際の角度。
ズンズン下ると赤いマーカーの付いたロープが張られており、その方向に歩いてゆくと大江大権現の近く?(ちょい上)の登山道へ戻った。
赤いマーカー
そうこうして田の原駐車場へ戻ったのは16時近かった。ささっと片付けてジムニーを買った理由のひとつ「御嶽温泉王滝の湯」へ向かった。
左:入山時、右:下山時。何だかいつも雲ギリギリ。
整地された砂利道で坂もそれほどきつくないので普通の車高の車でも通ることは出来るがC63では走りたくない。アスファルトでもホイールスピンする車じゃどう考えても走りにくい。
場所は王滝村から奥へ5キロくらい入ったところで周りには何も無い。けっこうな僻地にあって雰囲気も良い感じの温泉だった。
http://otakiya.jp/
【追加】
5/5(土) 田の原の様子の画像があったので掲載する。
2週間でずいぶん雪が解けるのがわかる。登山口の鳥居のところでは150cmくらいの積雪が30cm位になっていた。