金曜の夜に新幹線で名古屋へ帰ったが、日曜は天気が崩れるので土曜のうちに川崎へ戻ることにした。
午前中は床屋へ行き、午後は行きつけの喫茶店でランチの後にホームセンターへ寄るので短時間で一気に走りれる白ブサで移動することに決定。
先回はシグナスで道草しまくって152号の道のりで感じられる地理的な奥行き以外にも、古い建造物と新しい建物・工法とが入り混じった時間的な奥行きも感じられ新鮮な感じだった。地元の子供たちが田んぼの脇で遊んでいたり、農作業の方々はあぜ道で一服していたりと時間の流れがとても自然でまるでNHKのドキュメント番組を観てるみたい。南アルプスの下を新幹線を通すとかアホなことせずにもっと調和することを考えて欲しいな。で、今回は夕暮れ時に通過する予定、また違った一面を見れることを期待。
15:00ちょうど、名古屋の自宅を出発。
153号から足助→茶臼山へと進んだ。これが大失敗。面の木へ通じる細道でやたら車とすれ違ったり追いついたりした。変だなと思いつつ天狗棚でワンショット。そのまま進むと・・・ド渋滞。いったい茶臼山で何が起こってるんだ?わけもわからずノロノロと茶臼山高原道路の終点まで来ると、R151方面へ通じる道の方が混んでいる。しかたないので直進して売木方面へ。
こっちにきたらやっぱこれでしょ。気になっていた「カエル館」。
閉店?なんか不景気を感じる。
1時間くらいタイムロスしたので、平谷へ進みR153とR418の交差点から売木峠へとぶっ飛ばした。
もうすぐ7時というのにようやく蛇洞林道方面への入り口に到着。もう景色どうこうという時間じゃない。
陽が落ちてきた。シャッタータイムも伸びるので手ぶれ必至。
問題は燃料。高遠のGSまで75kmほどだが営業していなかったらアウト。というか超エコ運転してもそこまでもつかどうか・・・。
ガソリンが残り少なく夜間の田舎道に営業しているGSは皆無、ビバークする用意も無い、夜は鹿などの動物が活発になる、人なんていないから何かあっても助けは期待できない。
では行ってみよう!
上りはじめて10分ほど。明るく見えるが肉眼ではほぼ真っ暗。
しらびそへの分岐にも達していないのに燃料計はレッドゾーンに達した。ガス欠早すぎ!傾いてるせいかな?
もう少しリスクレベルを上げて考えて見る。
1)このまま高遠へ突っ切る。→美和ダムまで届くか?
2)引き返して矢筈トンネルから153号へ抜ける。→これも結構距離があるが基本下りなのでOK?
・・・2)しかない、普通は。 orz
トンネルを抜けた251号線はもう真っ暗。隼のヘッドライトは配光パターンも大変よく明るく見易い。
暗闇のワインディングを右へ左へ車体をバンクさせても進行方向の状況が比較的よく把握できる。
ライトはイエローバルブ、ヘルメットのシールドはオレンジミラーのライトスモーク。
肉眼で見ると黄色くボヤーっとした頼りない暖色系の照射だが、シールドが黄色付近のスペクトルを反射するのでライトの照射範囲は真っ白に見え、コントラストも高くなるので肉眼よりシールドを通した方が見易い。ライトスモークなのに意外だ。
やっと街明かりが見えた。
横を見ると民家の明かりが田んぼに反射して綺麗。
153号に入ってすぐにセルフのスタンドがあったので満タンに給油。駒ヶ根の和処居(炙り焼き屋になってた)でソースカツ丼を食べて駒ヶ根ICから調布ICへGO。
既に9時をまわってる。寒いのでGoldwinのウィンドウストッパーを着用。
中央自動車道に入り、勝沼あたりまでは順調だった。しかし道路上の電光掲示板に雨走行注意の表示が!「えっ雨は12時過ぎじゃないのか?まだ2時間前だぞ」と思ったが本当に降ってきた。しかも本降りじゃん。
RSタイチのジャケットは非防水仕様、パンツはHYODのバンクセンサ付きの皮パンツ、レインジャケット持ってない。orz 寒いから急いで帰りたいけど2割ほどペースダウン。
タイヤはBS BT002ST、はじめから溝なんて全然ないのに何だろうこの接地感は?VFRのBT39より遥かにラインをキープできる。大月や上野原のカーブもほとんどアンダー無しでへっちゃら。
高機能舗装だから水溜りの心配はあまりしていないが、ハイドロの兆候も感じられずコンパウンドの性能だけで走れてしまうみたい。すごいなこのタイヤ。ドライの時の性能も感心したが雨もいけるじゃん。
このタイヤの限界アタックするの相当怖いだろうな。
そうそう、NRD100のナビゲーション機能はガス間近で使ってはいけない。