(このパンフレットが、とても面白い。)
6月6日は、「横尾忠則現代美術館」に行って、「寒山百得展」を見てきた。
ねこ吉は、ポスターを見るまで、「寒山拾得」だと思ってた。
寒山拾得、不気味なオジイサン2人がヘラっと笑っている絵なら見たことがある。
6月2日に放送された「87歳の現在地」をみて、このところ迫りくる老いにウンザリとした日々を過ごしてるねこ吉にとって、一筋の光が見えたというか何と言うか・・・。
今まで、横尾忠則の絵はあまり好きではなかった。特にY字路シリーズは嫌い。
しかし、新聞の書評欄の活字の白黒反転など、意表突いていてた。
書評の内容は何も覚えていないけど、白黒反転の紙面はよく覚えている。
ランチを「パンダカフェ」で食べてから美術館見学をすることにした。
ねこ吉が行くというと、もれなくついてくるたぬ吉。
70歳以上半額。350円だって!安っ。
館内何度でも出入り自由。
たぬ吉が「1階から4階までの展示だから、4階から見て1階まで降りて来よう。」という。
ひねくれた見学の仕方だよね。全く。マァ、いいわ。
(「大谷選手のユニフォームの色が変わってしまったよ。」と番組内で言ってたなぁ。)
(ドン・キホーテとサンチョパンサ。この絵好きだわ。)
館内、動画を撮らなければ撮影自由。太っ腹!
ほとんどの絵は、「寒山拾得」がモチーフになっている。巻物はトイレットペーパーに、箒は電気掃除機に置き換えてある。
名画を下敷きにした絵もある。
これだけの作品をコロナ禍の中で仕上げたなんて、すごいパワーです。
その上、心筋梗塞になって死にそうにもなったらしいです。
「人間、生まれたら死に向かって歩いてる。必ず死ぬ。」著書(老いと創造)の中でそう言っておられます。
ねこ吉も十分わかっているつもりだけど、覚悟が足らず自分の老化が情けなくアタフタして落ち込んでいた。
マァ、所詮凡人ですから仕方ないですね。
4階で、凄く面白い部屋に入ったんです。息切れしてきたので続きはまた今度・・・。