ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

「十五歳の夏 下」読了!

2018-09-22 23:09:18 | 映画 ドラマ 観劇 展覧会 読書
「十五歳の夏」の下巻は、ソ連や中央アジアの旅の話が書いてあった。
十五歳の佐藤優君の判断力や冷静さに、驚かされ感心もした。

彼がこんなにしっかりしているのは、やはり親の育て方なのだろう。

彼の父親は、特に素晴らしい人だと思った。
適切なアドバイス、そして、自分の子どもを信じてじっと見守る。

ねこ吉の子育ては、じっと見守るということが出来なかった。

レールを敷き、その上の石は出来るだけねこ吉が取り除こうとした。
ねこ吉が出来ることは何でもしてやった。
いつまでも石を取り除いてやることなんて出来ないのにね。

何かと干渉し、子供からうるさがられ・・・。

今更反省しても仕方ないけどね。

彼が旅行したのは1975年。
その頃は、シベリアに抑留されていた大人が多くいたようで、そういう人たちに出会ったことが彼の幸せだったと思う。
興味を持ったことを突き詰めれば、その先に素晴らしい大人たちがいた。
そして、力を貸してくれた。

やっぱり、「求めよさらば与えられん。」だよね。
願えば、いつか叶えられる。



(フォトショップを使って写真集を作った。今はもう、こんな根気は無い。)

本の中に、中国のハルビンとクワスの話が出てくる。
佐藤優君は、クワスを飲まなかった。飲めなかったというべきか・・・。

ねこ吉とたぬ吉は、2012年8月13日から8月16日まで、中国語の先生Oさんと、そのご主人のSさんの故郷ハルビンに行った。


ねこ吉は、上田とし子さんのマンガ「フイチンさん」が大好きで、ハルビンの街に憧れていた。
Oさんに知り合ったことで、ご夫婦が帰省するときに合わせてハルビンに行けることになった。
先に帰省していた二人に、ハルビン市内を案内してもらった。

戦前日本人がたくさん住んでいた街、ロシア人も多くいて、レトロな素敵な建物が多く、ロシア色の強い街だった。
旧ヤマトホテルに泊まって、フイチンさんに出てくる川、松花江(スンガリー)にも行った。

楽しい旅を終えて、空港まで送ってもらうタクシーの中から、「秋林格瓦斯」という看板が見えた。
「あれは、何ですか?瓦斯って、日本では大阪ガスとか、東京ガスとかの漢字だけど。」といったら、タクシーを止めて、何かを買いに行ってくれた。



(秋林格瓦斯は、チューリングォワースと読む。)

ペットボトルに入った飲み物が渡され、「格瓦斯はグォーワーズというパンを原料にした飲み物です。」と教えてくれた。
ちょっと焦げたパンのような不思議な味だった。

そして、ねこ吉は思いだした。

昔見ていた「兼高かおるの世界の旅」で、ソ連の夏の飲み物クワスを広場とかで売っていて、タンクからコップに注いでいたのを思い出した。

格瓦斯グォワーズ=クワス 

ハルビンでクワスを飲めたことが嬉しかった。

ねこ吉も願っていれば、思いが叶ってハルビンに行けた。


「十五歳の夏」を読んで、ねこ吉もまだまだある願いを願い続けようと思った。
いつか叶うかもしれないわ。諦めないでおこう。

そして、「十五の夏」上下巻、合計6cmもある本を読み終えた根気を褒めておこう。流し読みした部分もあるけど。

これを機会に佐藤優という人が少し判ったかな・・・。

ああ、長々と書いてしまった。



(ハルビンの街角の写真をイラスト風に加工してみた。)











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