我家に新しいPCが来た!
先日も書いた通り、うちのPCのインターネット接続が突然切れてしまい、暮れから正月にかけて悪戦苦闘しておりましたが、新しいPCを購入することに決定。
思ったより早く届いたので、ここ数日、設定などしていました。
それもようやく完了し、今日から新しいPCで仕事開始です。
でも、まだ全部終わったわけじゃなくて、まだわからないことだらけです。
たとえば、メールアドレスを変更したのだけど、それに伴う手続きとか連絡とか・・
以前使っていたwinsdows LiveMailのアドレスやらファイルやらを新しいPCに移したいのだけど・・
セッションコードって何?とか・・
Google先生に相談したり、また知人に聞いたりして少しずつ前進してはいますが。
何しろPC音痴なもので、かなりきついです。でも頑張るしかない。
私は若いころからよくこう言われてきました。
「二十歳で家を出て自立するなんてすごいね」
「働きながら夜学に通うなんてすごいね」
「共働きで子育てするなんてすごいね」
「女手一つで子どもたちを育てるなんてすごいね」
そして今、
「一人でパソコンの設定するなんてすごいね」
でもこれ、全部誰でもできることです。全然すごくない。
「すごいね」と言う人たちは、こういうことをしなくてもすむ環境にいる恵まれた人たちです。
あなただって、そうせざるをえないところに置かれたら、出来る。
あるいは自らそう選択したのなら、出来ないわけがない。
やるしかないのだから。
「ハンドメイズテイル」シーズン3が今Huluで配信中です。
シーズン1については、このブログでも取り上げました。(2019年4月27日の記事)
原作はマーガレット・アトウッドの小説
「侍女の物語」 (ハヤカワepi文庫)
シーズン1はこの原作に忠実に作られていますが、シーズン2と3はオリジナルです。
シーズン2からのほうが面白い。
これは、ある日突然全てを奪われ、キリスト教原理主義の国ギレアドに囚われて性の奴隷になった女性たちの物語です。
彼らは突然何の前触れもなく、仕事を奪われ、家や財産を奪われ、夫と子どもを奪われ、名前まで奪われます。
その過酷な状況の中で、子どもを救うために立ち上がる女性たちの話です。
ドラマの前半はギレアドというキリスト教原理主義の国(ナチスのように非人道的かつ冷酷無比の国)で翻弄される女性たちを描いており、
非常に暗い話なのですが、シーズン2から3にかけて、徐々に彼女たちが立ち上がります。
主人公のジューンが勇敢にギレアドに立ち向かう様は、
「アナと雪の女王2」でエルサが、そしてアナが困難に立ち向かった姿をも彷彿とさせ、
実際に女性というのは底力がある生き物なのだと痛感させられます。
つまり、私たちには本来そうした力があるのだ、ということ。
それを思い出させてくれるのです。
女性は決して弱くもないし愚かでもない。
実は、男より女の方が強い。肉体的物理的な力以外では。生命力だって強い。
だからこそ、男たちは女を恐れて貶めようとしてきた歴史があります。
もしも女性たちが少しでも男性より劣っていると感じるなら、それはこの社会の中で刷り込まれたものです。
そう自覚すれば、必ず女性たちは力を取り戻すことができるはず。
だからね、
「○○なんてすごいね」と言っているそこのあなた。
あなたにも同じことができるし、もっとすごいことだってできるんです。
その気になりさえすれば。
あるいは、そうせざるをえない状況に置かれたら。
世界はますます混沌としてきています。
そうした現状を見るにつけても、この物語が決して絵空事ではないとわかるはずです。
シーズン3の最後は圧巻でした。
ジューンはギレアドに囚われていた52人の子どもたちをカナダに逃すべく奔走し、最後に撃たれてしまいます・・
Oh No!
でも死んではいないので、物語はさらにシーズン4に続くようです。
いやあもうねえ、ジューンがすごいのよ!
全編に頻出するのはジューンの顔のアップ。
様々な表情のジューン。
シミだらけで目尻に皺がより隈ができている顔、挑戦的な目、時折狂ったようになる目、輝く目などをアップで映します。
こんな過酷な状況の中でもしっかりと目を見開き耳をすませている様子がリアルに伝わります。
そして、冷静に判断し、次に取るべき行動を自ら選択します。(時折り怒り狂ったりもするけどそれは至極当然のこと)
人生というのはつくづく選択の連続なのですね。
毎瞬何を選択するかで状況がコロリと変わる。
でも、自ら選べない運命もある。
それでも、たとえどんなに過酷な状況でも、生き延びる術はあるのだと教えてくれます。
映像がきれいです。
計算された映像美ですが、ギレアドの非人間的な状況を表すにはぴったりの映像です。
「ハンドメイズテイル」はただ今Huluで配信中。
全ての女性に見てほしいドラマです!