宇宙関連映画をもう一本紹介します。
「The Dish/月のひつじ」(ロブ・シッチ監督 オーストラリア 2000年)
これ、かなり前に見たのですが、アマプラで見つけて200円払ってもう一度見てみました。
現在のアマプラのタイトルは「The Dish」ですが、以前のタイトルは「月のひつじ」でした。タイトル変えたみたい。
アポロ11号が人類初の月面着陸を成功させたときの話で、実話に基づいているそうです。
オーストラリアの牧場の真ん中にポツンと立っている大きな電波望遠鏡が主役です。
電波望遠鏡のある天文台の周囲にはただ羊たちがいるばかり。
舞台は1969年オーストラリア、パークス。
アポロ11号の月面着陸の時間帯がずれこみ、南半球でしか捉えられなくなったので、NASAはこのパークスの電波望遠鏡に月面着陸の実況中継をしてもらえないだろうかと依頼するのです。
田舎町に突然降ってわいた話で、小さな町は大盛り上がり。
打ち上げ当日、アメリカ大使館の大使やらオーストラリアの首相やらが町を訪ねてきて、お祭り騒ぎ。
ところが、
最初は順調にいっていたアポロ11号の追跡ですが、一大事が発生。
突然電源が落ち、電波望遠鏡が作動しなくなり、データも消えてしまう、というハプニングが起きます。
さあ、どうする、天文台所長!
ちょっとコメディタッチの映画で、オーストラリアの田舎ってこうなのね、とほのぼのする話です。
電源が落ちて、真っ暗闇になったとき、
「おい、誰かいるか」と声をかけると
「メェェ~」という返事が。
ロケットを見失った天文台は、しかし月に照準をあててロケットを探します。
この時、私は思ったのでした。
ああ、本当にアポロは月に向かったのだ、そして月面に着陸したんだなあ・・
というのも、1969年当時、アポロは月に行っていない、月面着陸はNASAの捏造だ、本当は人類はまだ誰も月に行っていない・・・
という陰謀論が渦巻いていたからです。
でも、この映画を見て、やっぱりアポロは月に行ったんじゃないの、と思うようになったのです。
なので、記念すべき映画なのですが、長い間忘れていました。
実にほんわかとして、悪い人が一人も登場しないという、見ていて安心できる映画なので、アポロ11号に興味のない方にもお勧めです。
天文台の若い職員のほのかな恋話もあったりして、ほんと、なんかいいのよねえ。
オーストラリアのパークスには今もこの大きな望遠鏡が立っていて宇宙からの電波を捉え続けているそうです。
行って見てみたいなあ・・
さて、
今朝も公園の池でカワセミを見ました。カイツブリファミリーも元気です。