週末は日本歯科審美学会の第30回学術大会に参加するため東京、昭和大学まで行ってきました
学会のテーマは「笑顔をはぐくむ明日への医療」です
審美歯科というとみかけだけを綺麗にするイメージがありますが、学会としては、まず機能性を整え、次に審美性を整える、といった
医療技術としての審美歯科を目標にかがげています
実際講演や発表もそういった傾向にあるものが多かったです
逆に、インプラント学会や矯正学会では「しっかり咬める」ということがもちろん歯科医療の一番の目的ですが、最近は「きれいな笑顔」を作り出すことが歯科医療の中で
ウエイトを増してきているような気がします
ある患者さんが「虫歯と歯周病がなくなったら先生仕事なくなっちゃうね!」と言われていました
それはそれでいいことなのですが、実際には悪くなくても、痛くなくても歯科医院に訪れ、より健康に、より美しくなりたいと思う患者さんが徐々に増えてきているのは
毎日の診療で感じます
患者さんのニーズの変化により、歯科医師の役割が「病気を治すこと」から「健康増進のサポートする」に変わりつつあるのかもしれません