今年の個人的ニュースの一つにインプラント治療の際に骨が足りない場合に骨を再生させるための人工骨を使用するのですが、やっと厚生省認可がおりて発売されました
今までは医科で使用されているものや、歯周病治療に使用されている人工骨を適応外適応という形でインプラント治療に使用していたのですが、
ようやく国内初の「インプラント適用」が認められた骨補填材「サイトランスグラニュール」が入手できました
主成分は「炭酸アパタイト」で骨と同じ成分のため患者さん自身の骨へ効率的に置換されるとのことです
従来の骨だと吸収されずに残ってしまうことが多いのですが最終的に患者さんの骨に変わるというのは理想的です
また、牛などの他の動物から製造されたものは異種タンパク質に対する炎症があるのですが、これは人工的に作られたカルシウムなので炎症が少ない気がします
なかなかインプラント関係の材料は日本だと認可がおりず海外と比べて遅れ気味でしたがこれからこういった製品がどんどん出てくることを期待しています