透水の 『俳句ワールド』

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恐い句・凄い句の紹介<げんげ田に殺すあそびの紐来る>  高橋透水

2014年05月16日 | 俳句・短歌・評論・俳句誌・俳句の歴史

  気がつけば冥途に水を打ってゐし   飯島晴子


白椿そこは鬼のあつまる木      松本恭子

げんげ田に殺すあそびの紐来る    熊谷愛子

万緑や死は一弾を以て足る      上田五千石

気がつけば冥途に水を打ってゐし   飯島晴子

空蝉の生きて歩きぬ誰も知らず    三橋鷹女

曼珠沙華消えたる茎のならびけり   後藤夜半

菊白く死の髪豊かなるかなし      橋本多佳子



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★詩の紹介★

ベンチから見えたもの     矢野 徹

地上に何かが落ちた
続いて鳥が落ちた

鳥が飛び立った
続いて何かが飛び立った

鳥が何かを落とした
何かが鳥を落とした

鳥が何かを食べた
何かが鳥を食べた


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コメント
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