のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング 川柳 ベランダ栽培など楽しんでいます

歌に祈りを込めて 施設の皆さんに向かう

2013年02月28日 10時16分21秒 | ボランティア
音楽が認知症にも役立つことが証明され 音楽療法も多くの施設で取り組む
年老いて 波乱の人生を穏かに過ごしたいのに 記憶がすべて消えていく
脳が衰えていくと 感情も 動くことも 排泄も人としての活動も止まる

施設訪問で こんな実態を垣間見ているとき 哀しいものがある
本人も肉親も回りの方も 温かく見守っても 症状は進化していく
介護に当る方も 心身共に疲労を覚えていると思う



昨日の施設には こんな方が何人も見られる
全員が車椅子で 歌える方も多く居るが 最初から寝ているような方も居る
歌える方を対象に 歌と伴奏とトークを進めているが 私の眼は広く見渡す

他の施設では 歌や踊りやマジックなど 慰問の方は数多く訪れる
しかし ここには誰も来ない ある程度 反応が無いと無力感になるのだろう
確かに 拍手も笑いも 大きな声も無いに等しい

それでも 私は通い続ける 奇跡を信じて 歌の力を信じて行く
もう5年近く 毎月行くが 確かな反応 歌う声の大きさ 手や指の動きがある
全体では 当初の頃より 活気がある 楽しんでいる方が居る

歌っていなくとも 握手の力を感じる
中には 視力の落ちている方も 発声が無理な方も居る
それでも 歌の会が終わると 何かのオーラを感じる



永く通うと 個人的にも印象に残る方が出てくる
しかし 一部の方の症状は 悪い方へ進行が早く 胸が痛い
どこでも真剣に取り組んでいるが ここには祈りにも似たもので向かい合う

何とか心の奥に届いて欲しい 心地良さを感じて欲しい
記憶の端の 細い糸でも 芽生えて欲しい
神様が居るなら 私にも 力を与えて欲しいと願うひと時である

今は スタッフの方の協力も 嬉しいほどの対応である
荷物を運んだり 要望があれば聴いてくれる
入所の皆さんの 眼に見えない良化を伝えてくれたりする

皆さんの入所者への対応も優しく 体力 忍耐力も必要だろう
温かな対応を見ていると 自分の身内がお世話になっているように嬉しい
高齢の方たちの 笑顔を一人でも多く見るために 元気なうちに通い続けたい

今日は 踊りのグループと 江東区・大島の介護施設に行く
歌の時間は そのうち40分くらい 踊りの方も周りで歌ってくれる
今日も音楽訪問が出来ること 私にとっても感謝の時である

  最後までお読みくださいまして有難うございました 
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