今は整備されて スカイツリーを眺めながら散策する旧中川の岸辺
亀戸中央公園にも隣接して 桜の頃は 華やかに彩られる
この川で 多くのいのちが失われたこと 話に聞かなければ想像もできない
終戦間際の3月10日 東京大空襲は 下町全域を絨毯爆撃で焼き尽くした
焼夷弾が雨あられと降り注ぎ 人も建物も燃えて尽きる
どこも火の海 からがら逃げながら行くところの無い人達は この川に飛び込んだ
何万の命が失われたが ここだけでも 3千人が苦しみもがいて水に消えていく
悲惨な戦争は 戦地だけでなく こうして民間の家庭も街も地獄と化した
あれから70年近く 時は過ぎた
表面上はサッカーやオリンピックが世界の平和を伝えていた
しかし 地球上のあちこちで 現在も争いは絶えず 殺戮が繰り返されている
誰でもが平和と豊かな暮らしを心に描いているのに なぜ争うのか
どうか平和が何時までも続きますように
争いの無い 人類愛で包まれますように
亡くなられた多くの命の鎮魂と 私たちの願いが叶えられますように
灯篭流しは毎年8月15日 江戸川区と江東区を結ぶ ふれあい橋で催される
両区の区長 町会の代表者が挨拶し 献花が行われる
川に流す灯篭は 一般の方たちが それぞれ想いをこめて水面に流す
写真左 江東区山崎区長と 時にはお会いする鴇田9丁目自治会長
この近くの浅間堅川小学校のブラスバンド 演奏技術は高い
風が少しあって 灯篭が流れて行かない
まるで 一人にしないで みんなと離れたくないと 寄り添い合っているようだ
水面の明かり ゆらゆら揺れて 亡くなられた方たちの魂を包んで鎮魂する
最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m