川柳を楽しみ始めたのが今年の春からだろうか
俳句と川柳も分からず 長い人生で詠んだことは無いし 端から私には無理と決め込んでいた
今年2月 てんがらもんラジオのcihidoriさんが初コメントを入れて下さったのが縁の初めである
音楽 歌の活動をしているから 相通じるところがある
聴いているうちに てんがらもんラジオのパーソナリティが全員シルバーと言うユニークさも惹きつけた
そして川柳教室が始まったのである 他人の作を聴いて居ただけが いつしか自分もと思い始めた
そんなに制約も無ければ お金もかからない 勝手に投稿するだけ 五七五にまとめれば良いのだ
多くのリスナーさんの投句を 石神紅雀先生が短評を加えたり 入選や佳作 特選など選んでくれる
自分の句が選ばれれば それは嬉しいもので 単純な私は ますます力を入れるようになってしまった
私は歌が好き ピアノを弾くのが好きで うたごえで多くの方の大合唱を伴奏するのが楽しい
考えれば 川柳も歌と一緒に思える 無限にある言葉から選び五七五に変え つなげる
いわば音符と同じである ただ つなげただけでは音階にはなるが心が無い 美しいメロディにはならない
今は駄作・愚作の連発である とりあえず五七五に慣れろ そんな段階である
そして 他の人の作品も味わって詠む 先生方の話は 良く聴いて参考にする やはり 奥が深い
昨日のてんがらもんラジオのゲストさんは 鹿児島県の川柳協会の会長・副会長さんである
石神紅雀先生も前協会長 皆さん30年くらいの 川柳の歴史がある
3人寄ればそこは同志 話は尽きないだろうが 視聴者向けにやさしく解説する
川柳は江戸時代から詠まれ この時代からある川柳を 古川柳と言うらしい
会長さんから紹介された 作家・田辺聖子さんは 川柳にも造詣が深い
著書の あまから川柳 の中で 『私は笑いをもたらす文芸を愛する』
『殊に五七五という最小単位の単語を並べ 以って人のおとがいを解かしめると言う文学を愛する』
『川柳は人間の弱みやひけめ 劣等感をも題材にするが そのあしらい方に 他の文芸と一味違う味を盛る』
これは 田辺聖子さんの話が出て ネットで調べていたら この本の抜書きが書いてあった
会長さんは 同じく田辺聖子さんの でんでん太鼓 を紹介していた
その中に 思わず大人を タハハと笑わせる タハハ川柳 がある
そして 一読して うーん とうならせる うーん川柳 があるとしている
更には しみじみとさせる しみじみ川柳 が代表だ
幾つか それぞれの句を紹介してくれたが いっぱいあるので 書きとめた句 作者は別
メモ聴き取りで書いているので 誤字 語句もあるかも知れないので お許しを・・・
タハハ川柳 脱ぎ捨ててうちが一番良いと言う 母親を見てから決めるプロポーズ
正直に粗品と書いてある粗品 親子だなつくづく思う通信簿
頻尿でラストシーンを見失う バーゲンで妻を他人の顔で待つ
アイラブユーくらいは入れ歯でも言える 欠勤の電話に咳を入れておく
電熱器にこっと笑うように点き
うーん川柳 自動ドア人に貧富の差をつけず 招待券貰い空席埋めに行く
妻の留守いつかひとり身考える ああ言えばこういう妻の長い留守
しみじみ川柳 無事着いたただそれだけの電話待つ 母の日の花は枯れても捨てにくい
荷がひとつ母の温度のまま届く ひとり去り二人去り仏と二人
ラブラブ川柳 ドキドキ川柳
アルバムに貼れない人と会っている 夢の中時々恋をしています
良い夢の途中で妻が現れる 老いてなお惹かれる人が胸に棲み
緩んでる方が切れない赤い糸 赤い糸結び直したあとがある
70で老人の人まだの人 人生を豊かにさせる好奇心
会長さんは 最近飲み会でも 川柳のお題を出して 参加者が皆さん楽しんで居られると言う
そして番組の中で 即席川柳も紹介された お題はトラブル
トラブルの中で一句詠むゆとり 会長
トラブルがあって二人の仲がバレ 紅雀先生
トラブッた顔で出勤つけまつげ 副会長
トラブルてスタート今朝のてんがらもん cihidoriさん
私はその前に紹介された句が気に入った
ついていてあげねばダメな人に添い
まるで私のような存在でもある いつでも誰かに支えられ助けられているからだ
最後までお読みくだ-さいまして有難うございました m(_ _)m
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