ここに来ると思い出す~ひと夏の想い出~それは恋に溺れた日!
では無かった ここのプールだ 私が溺れて助けられた日のこと 前を通ると少し恥ずかしく思う
それよりも 今 生きているのは あの女性が助けてくれたからだと 心で感謝しながら通る
以前にも書いたことであるが いのちあることを改めて想わずには居られない
3.4年前 今年のように暑い日が続いていた
私のウォーキングは それでも昼間出かける 汗をいっぱいかきながらであった
およそ3時間くらいで帰ってきた この何日か前 プールも身体に良いかと2.3回通っていた
泳ぎは得意では無い 50メートルくらいで 格好悪い平泳ぎは限界である
あとは プールの中を少し歩いて それで終わりだが 気持ち良いものだ
ウォーキングを終えてすぐ涼しいだろうなとプールへ行った 大した運動もせずに水の中へ入る
外の暑さに比して プールの涼しいこと気持ち良い すぐに泳ぎだした
数秒で一番深い所に差し掛かる あと2.3メートルで向こう側へ着くところだ
突然 足が引きつった ものすごい激痛である
痛いともがいていたら 反対側の足も釣った 両足に激痛が走る
泳ぐとか 水面のロープを掴むとか 激痛で何もできない 水中で足を囲い込むだけだ
プールの水も飲んだが 浮き上がることも出来ない 水底で両足抱え込んで沈んでもがく
そんな時 私の傍に 突然 大きな水音がした 監視員が気が付いたのである
後ろから抱えられて 外れまで連れて行かれた まだ足は激痛のままである
ようやく 痛みが薄らいできたとき 初めて女性の胸に後ろから抱きかかえられていることに気が付く
息が出来た ほんの1.2分落ち着いて ようやくプールから出された
横に休憩室があり そこでしばらく横になって下さいと言われる
準備運動はされましたか 優しく問い詰められた
いいえ すぐ水に入って泳ぎ出したと 正直に答える
絶対ダメですよ 準備体操は必要です
そして 泳ぐだけでなく プールの中を歩くのも高齢者には効果がありますよと言う
この時は 助かったと言うことと 恥ずかしさで 殆ど会話が出来ない私であった
しばらく落ち着いてから 監視員の彼女に礼を言ってプールから帰った
以後 恥ずかしくて ここへ入っていないし ブールは止めた
ウォーキングコースで何度もこの前を通る
心では あの時 助けてくれた 生かされていることに感謝をしながら通り過ぎるのである
小学校6年の時 信州の山奥から東京に来て 私は気付かなかったが いじられていたのだと思う
泳げない私を荒川の常磐線鉄橋へ連れて行き みんなも飛び込んだが 私も飛び込まされた
水深はかなり深く冷たかったことを覚えている もがいて水面に出て流れに乗り対岸に着いた
岡山の渋川海岸 50m位の所にロープがあり それより外は遊泳禁止 そのロープの外に沿って泳ぐ
いつの間にか海流に乗ってしまい 海水浴場と離れて行く どんなに泳ごうとしても岬の方に流される
ああダメだと思った時 カップルの乗ったボートが見えた 助けて~と叫んで乗せて貰った
これは 高校の夏休み 定時制であったが休暇を貰って 近くの姉の家に行った時のことだった
こうして 何度も溺れかかったが 何度も助けられて今の私があるのだ
工事中の壁が倒れてきたときは いち早く気づき走り 一瞬の差で下敷きにならなかった
大きな地震の一週前には いつもその中心地に居た
神戸も 中越も 佐渡も 八戸も こんなに偶然が重なる 何かの宿命 運命が私を生かす
助けてくれた方たちに そして 災害から護ってくれる神様?に 感謝だけは忘れない
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