今週は3日続きの介護施設へ音楽訪問である
あと3か所の施設を加えて毎月 計6か所 ディサービスが対象の所もあれば 入所者も一緒もある
認知症の程度の差があったり 脳梗塞や怪我の後遺症など様々な方とお会いする
利用者さんが3か月程度で替って行ったり 長い方は数年以上お見かけする
介護スタッフの方さえも 定着しないのか 関連施設に行くのか 行くたびに対応が違ったりする
恒例で行くようになって 10数年 さまざまな方と会い 話したり 歌って貰ったり そして居なくなる
基本は歌に寄って 楽しい時間を過ごしてもらうことだが 私には それ以上に願いがある
認知症の方には 歌の力によって 記憶の糸を探り出し 想い出を蘇らせて欲しい
高齢になるに従い 日々単調な繰り返し 生きる意欲も失いそうな方には その意欲を増して欲しい
歌をみんなで歌うのだが普通に歌える方は少ない 多くは歌っているようだが声が聴こえてこない
多分 声が出なかったり 心で歌っているのだろうか歌がずれるなんて多くある 笑って合わせて行く
昨日も 一小節どころか もっとずれる 自分の歌の中に入って行って 他の声や音が聞こえないのか
長い利用者さんは 私も良く覚えていて その方の症状の推移も分かる
以前より良くなって行く方は見当たらない 歳も重ねて行くのだから仕方ない面もある
期間的には ああ 柔和になったな とか 楽しそうだなと言う変化は読み取れる
一昨日の施設では 唯一 私が密かに思っていたことが実現した
ここだけは 歌うのが趣旨でなく デイの方たちの帰りの時間までの つなぎ の様だった
他の施設のように 始まりから集中するのではなく ばらばらに集まり それぞれが歌を楽しむ
まあ どんな形でも 高齢者の皆さんが歌を歌い それが楽しければと割り切って通っていた
それが 折角 こうして私が訪れているのが勿体無い 就いては入所者にも枠を広げたいと言う
スタッフの方は いつも快い対応をしてくれる方たち 実は今日からだと言う
今度は椅子も並べていたり 車いすの場所を整備したりしていた
それでは私もがんばりましょうと応じ ここではあまりトークもしなかったが 存分に入れ笑いも誘う
本来は このスタイルだ 最初から歌う!と言う姿勢があって この歌の効果が浮き出てくるのだ
認知症の方だと思うが 女性が私に近づいてきて 私のことを覚えている?と問う
実際に誰だかわからない ごめん 私は 女性の名前や顔を覚えるのが苦手なんだと応えた
何を言っているの 〇〇さん 隣に住んでいた私よ~ しっかりしてよと詰め寄られた
この〇〇さん 当然 私の名前では無い そうかぁ 勘違いか認知症の方なんだろうと思った
有難うね 私の名前も覚えていてくれて 失礼しました と肯定すると 満足そうな顔になった
まだ話したい素振りだったが 片づけの最中でもあり 離れて行った
因みに 相棒にも〇〇さん 私よと話しかけていた
この施設へ入ることになってしまったのよ~と 話しかけていた
認知症の方には否定はしないのが原則だが まだ周りが知らなければ 私たちはこの方の知人となる
いつ私が認知症になるかも知れない 日光アレルギーに突然なったように ある日から突然だ
せめて 健康と元気を保ちながら その日まで 笑顔を皆さんに届け続けたいものだ
今日は比較的 元気な方が多い施設 それも いつものように踊りのグループと行くから気も楽である
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