のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング 川柳 ベランダ栽培など楽しんでいます

私の愛する女性たち

2013年03月08日 09時31分48秒 | ボランティア

狭い路地を200mくらい歩くと 小さな介護施設がある
ここに看板が無いと 聞いていても見過ごしてしまうような普通の家である
キーボードや楽譜や模造紙の束を抱えて その路地を歩く姿も異様だろう

車を置いて貰う場所も 福祉施設であり ここを利用させてもらう
昨日は その駐車場に一人の女性が 人待ち顔で立っていた
私が行く 介護施設のスタッフの方である

荷物を持って歩くのに 気を効かしてお迎えであった
帰りも持って貰って 送ってもらうが これは助かる
距離があるので 結構 重さを感じてしまうのだ



玄関を開けると ほら先生が来たよと 一瞬 中が賑やかになる
2名の利用者さんが テーブルに待っていた
そのうちの一人 帰りたかったけれど 歌が楽しみで待って居たんだよ~

もう一人の方が いつもありがとうございます 楽しみですよ~
そう 有難うねと 私が礼を言う
少し認知症があるけれど 歌だけは 確り通じる

もう一人の女性がベッドに寝ていた
ぐっすり寝ていて なかなか起きないようだ
ねぇ起きてっ~ キーボートの先生が来ているよ~

見覚えのある女性 半年振りの私との再会だった
私のこと覚えてる? 彼女の方が言う
勿論だよ 会えて良かったぁ 私がハグすると嬉しそうだった

みんな90歳を超えている方たちである
時たま 記憶が 飛んでいるときがあるが 歌は歌えるのだ
歌えると言っても小さい声であったり 口が動いているだけであるが それで良い

明るいスタッフが 模造紙を貼ってくれたり 会話で盛り上げたりしてくれる
歌も率先して歌い みんなをリードしてくれる
しかし 古い歌は知らないことがある

そんな時は 私もキーボード弾きながら歌を歌うが 弾き語りは正直 下手だ
弾くか 歌うか どちらかに気を取られ 時には外れるが ここでは許される
ピアノを弾きながら 美声で歌う 格好良いだろうが 私には出来ない

あんなに楽しんでくれるのに 時に 帰りの時間を気にする方
まだ歌うのと 終わりを気にする方
そのくせ 先生は もう帰られましたか~?と聞いている

この方たちには 握手よりも 肩を抱いたり ハグして別れる方が似合う
私の愛する女性たちである
スタッフが申し訳無さそうに次回の予定を聞いて来る 私の来訪を願っているのだ

今日は 童謡唱歌うたう会 永い間 代表者をしていたがこれが最後となる
そう想うと 少し寂しい なにしろ 13年間付き合っていた仲間である


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