この会が続く限り リーダーであって欲しいと皆さんから言われていた
講師のオペラ先生も あなたがいるだけで 存在感もあったのよと言う
顔なじみになっている文化センターの職員さんも ウソでしょう？と驚く
少し過密の私の日程 心と身体の余裕を求めて 苦渋の判断をした
好きなこと 好きな仲間たちに 別れを告げるのは やはり寂しいものだ
昨日は 私にとって最後の練習日 いつもと同じように会場に着く
寂しくなるねと何人かから言われると つい涙眼になりそうだった
コーラスをしていると 一緒に歌うのが これが最後と想った
思えば うたごえやボランティアで 伴奏をしているが自分では歌わない
課題の曲を何回も練習して歌い 発表のステージに立つことはもう無い
あの きれいに揃ったハーモニー 終わって安堵する独特の達成感があった
これからは 弾き語りにも挑戦して 伴奏しながら歌う練習をしようと思う
童謡唱歌うたう会と言う自主講座 立派な講師とピアノ奏者が居る
この講座が終わると すぐに私が 歌声の会に切り替える
今度は私がピアノを弾いて みんなのリクエストで歌い合う
こんな楽しいひと時を設けたり 時にはバスツアーを作って歌いながら旅をした
ボランティアにも行って貰ったことがある
みんながリーダーと私を立てて そして 暖かな雰囲気の会を続けて１３年だった
うたごえの時間も どこと無く寂しさが みんなにも表れていた
私の好きな曲をリクエストしてくれた あざみの歌である
最後は何の曲にしようか 仄かに甘い 山のけむり これが別れの終止符になる
良い仲間に恵まれ 良い人生を歩ませて貰っている
完全な別れでなく いつでも顔を見せてねと みんなに言われてきた
下町のうたごえでも 顔を見せてくれるだろう
毎月２回あった予定表が ぽかりと穴が空いた
今は何となく気が抜けているが すぐに元気を取り戻さなければならない
明日は うたごえバスツアー 帰ってくれば 施設が待っている
私は今も 感謝の道を歩いている
ボランティアには 更に力をいれて 施設の方々に笑顔を届けよう
一つの区切りで終止符を打ったが まだまだ人生の楽章はこの先も続く
最後までお読みくださいまして有難うございました
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