観光バスは走る
車内には 学生のような歌声が賑やかに聞こえる
次々と懐かしい歌がリクエストされ みんなで歌う
10年以上前 童謡唱歌うたう会を始めた
専門の講師のリードで コーラスを楽しむ
90分の時間だった
会場は文化センターのホール 4時間単位の料金を払う
あとの時間 もったいないから うたごえを始めた
これが好評で この時間が楽しみで来る人さえいる
懐かしい叙情歌もフォークソングも 歌謡曲も歌う
若い頃 通った 歌声喫茶の あの雰囲気である
しばらくして 年に2回ぐらい うたごえバスを走らすようになった
添乗員の仕事でもある私は 伴奏兼添乗員となった
バス最前列 ガイド側にキーボードを据え付ける
客側に向かって立って伴奏する
みんなは 用意した歌集で歌いまくる
その姿は まるで若者のバス旅行 修学旅行の様でもあった
こうして私的なツアーから 会社の企画ツアーにまでなってしまった
添乗員が企画 実施しているケースは無かった
これ以外にも 通常観光コース添乗でも ハーモニカを持参していた
車内で 時に演奏したり 時にはお客様を歌わせたりする
これも好評で 私を覚えてくれるお客様が多くなった
音楽は すばらしい力を持っている
うたごえは ストレス発散にもなるし 連帯感も醸成する
昨年まで 多くの うたごえバスを走らせた
今度は 走りこそしないが 私の企画で地域に うたごえの集いを開催する
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