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「日本アカデミー賞」と「ALLWAYS三丁目の夕日」と「小雪」

2006年03月03日 | 映画・DVD・ビデオ
僕は「日本アカデミー賞」の会員である。当然、投票もした。そして、今日の「日本アカデミー賞」の中継も見た。

予想はしていた事だが、「ALLWAYS 三丁目の夕日」が賞を総なめした。その事に関しては、とても素晴らしい映画だと思うので、全く異論は無い。少しあるとすれば、監督賞は、「パッチギ!」の井筒監督に撮って欲しかった。僕は20年以上前、ワイドショーのADをやっていた時代、番組の生放送が終わって、ゲストの井筒監督とスタッフが飲みに行った。確か、梅田の飲み屋だったと思う。そこで、ADの僕と井筒監督が喧嘩になった。2時間余り、激しい口論をしていただろうか。テーマは、「筒井康隆を認めるか、認めないか」である。僕は、筒井康隆の大ファンだったので、当然「認める」・・・井筒監督は「認めない」。まだ20代前半の僕と監督は真剣勝負で口喧嘩。一見のADと2時間も映画監督が口論するのは、引いて見ると、変な構図である。その素朴さが好きになった。それゆえ、井筒監督の作品はほとんど欠かさず観てきた。今回の「パッチギ!」は僕の中では井筒作品の最高傑作である。だから、監督賞は取って欲しかった。
ここからは、僕の憶測だが、やはり、「東宝」「東映」「松竹」が絡んでいる作品が優位な感じを毎年受ける。「ALLWAYS 三丁目の夕日」「パッチギ!」、どちらもとっても感動した映画だったが、「パッチギ!」にも幾つかの賞は与えられてもおかしくは無いと思った。

もっと、憶測を広げていくと、「吉永小百合」の「最優秀主演女優賞」は無いのではないか。完全な私見ではあるが。やはり、僕は「小雪」が取るべきだと思った。変に勘ぐってしまうと、「高倉健」や「吉永小百合」を「会場に連れてきた時点で、最優秀を取らさなければ、お二人や映画界の面子が立たない」という理由・・・つまり、吉永小百合が会場に座っている事で、「日本アカデミー賞」のステイタスを上げ、番組中継にも「花を添える」という演出を感じた。「優秀主演女優賞」の5人が舞台の上に並んで、吉永小百合以外は若手・・・このシチュエーションで例えば、「ALLWAYS 三丁目の夕日」の小雪が「最優秀」を受賞したら、やはりまずいのとちゃうかなぁ。それゆえ、小雪の悔しそうな顔が僕には印象的だった。小雪以外のキャスト・スタッフ、そして作品賞までも「ALLWAYS 三丁目の夕日」が受賞しただけに、小雪は居たたまれなかったと思う。

僕も、会員なので、冷静に去年の映画を思い起こして、投票したのだが、違和感が全く無かったのは、「最優秀外国映画賞」の「ミリオンダラー・ベビー」だけだった。

以上は、僕の「妄想」「勘繰り」かもしれないので・・・番組を見た人はどう思ったのだろうか?


コメント
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