バルセロナ、バレンシア、アンダルシア方面行きのAVEが出発するアトーチャ駅。
改札でパスポートチェックを済ませると、Club、Preferente の乗客はラウンジ Sala Club を利用できる。
深いソファーに腰を沈め、読めもしない西語新聞を広げてセルベッサを愉しむ。
赤ラベルの Cruzcampo がお気に入りだ。
荷物置き場にスーツケースを収め、Preferente の革張りシートに自分の座席を見つけた頃、
セビーリャ行きはごく軽い振動を残してプラットフォームを静かに滑り出す。
白い14両編成は市街地を抜けるとぐんぐんと速度を上げ、窓の景色が猛烈なスピードで流れはじめる。
1時間もすれば左右の車窓に満開のヒマワリ畑が広がるはずだ。
Asturias / Alexandra Whittingham