白味噌で仕立ての汁に豚肉と豆腐が辛うじて原形を止める程度に蕩けている。
先ずはレンゲで一口啜る。大量の玉ねぎが自然の甘みを引き出して、名物の “とん汁” が美味しい。
小さな民家のようなお店で、路肩に長距離トラックが停まっていた、あの頃の味と変わらない。嬉しい。
箸休めに “なす漬け” を頼んだ。新潟の茄子は枝豆と並ぶほど種類も多くて美味い。勢い消費も多い。
夏の夕方、新潟駅の新幹線コンコースでは、茄子やなす漬けのワゴンが出る。
出張族や、金曜日にはボクのような単身族が買い求めて東京行きに乗る訳だ。それほどに美味しい。
信州でお盆の義理ごとを終え、少々遠回りになるけど新潟県上越を巡る。
20代で8年、40代で3年を過ごしたから、それなりに食べたいもの、訪ねたいところがある。
とん汁の名店のその一つ。きっと帰省した家族が連れ立ってふるさとの名物を食べに来ている。
狂ったような暑さの中を1時間と少々待ったけど、懐かしくも美味しい一丼だった。
ごちそう様でした。
<40年前に街で流れたJ-POP>
CAT'S EYE / 杏里 1983
おー、たちばなのとん汁
美味しそう、食べたいです(^^)
茄子も名物なんですね、メモメモ
それいしても凄い行列
昔からこんなに混んでたのですか?
私がこの店を知った頃は、目の前は2桁国道、
(今はバイパスが通ってしまいましたが)
路肩には長距離トラックが停まっているような
知る人ぞ知る美味しいお店でした。
今のここまでの人気はケンミンSHOWなどの
影響かも知れません。