旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

立春朝搾りを味わう八丁堀の宵 広島電鉄・白島線を完乗!

2019-02-23 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 このレトロな電車は1978年、京都から嫁いできた。だから「大文字」と愛称が付いている。 

9系統は白島~八丁堀のわずか1.2キロを2編成が忙しなくシャトルしている。
1編成は新鋭の連節車、そして今ひとつがこのレトロな単車なのだ。 

白島を出て2つめの電停が縮景園前。
電停から東へ行くと広島藩主浅野家の別邸、名勝・縮景園。今は梅の見頃だ。 

電停から西へ行くと鯉城・広島城。毛利輝元の五重の大天守倒壊後、再建されたものだ。 

縮景園前から乗ったのは新鋭の連節車。
9系統の上下線は縮景園前と女学院前の間で擦違い。レトロな単車が唸りを上げて走り去る。 

デパートや銀行が立ち並ぶ中心街八丁堀交差点に到着して白島線の旅は終わる。
軌道は車庫へと回送するために本線へと繋がるが、連節車は足早に折り返して行った。 

 当りを付けていた2軒の立ち飲みが入り込む余地がないほど盛り上がっていた。
しからば電停近くの「大衆酒場お八」、1月にOPENしたばかりと云う。
まずは "賀茂泉 立春朝搾り" を。節分の豆まきで邪気を払った未明に搾り上がる生原酒だ。 

 

アテの "ガンス" は魚のすり身にたまねぎを入れ、パン粉で揚げた広島のご当地もの。
"亀齢 辛口純米八拾" は一般米を80%精米で仕込んでこの呑み口?すごいな。
思いがけず、真新しいカウンターで広島の地酒を堪能した八丁堀の宵なのです。

広島電鉄・白島線 白島~八丁堀 1.2km 

 

カサブランカ ダンディー / 沢田研二 1979



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