「坊っちゃん列車」に揺られて道後温泉までやってきました。
伊予鉄道開業(明治21年)から60年余、松山市民の足として活躍していた蒸気機関車が2001年に復活しました。
蒸気機関車が牽く列車に乗って温泉遊びとはなかなか粋です。
到着した道後温泉駅前では、ちょうど「坊っちゃんカラクリ時計」が賑やかに時を告げています。
『はじめての 鮒屋泊まりを 時雨けり』 漱石
文人墨客が遊んだ「詠風庭」には足湯があって、自然の中でしばし寛ぎます。
「坂の上の雲」を読んで以来、一度訪ねたいと思っていた「ふなや」に念願かなって投宿なのです。
夕食後はタオルを入れた竹かごを提げ、下駄を鳴らして道後温泉本館を楽しみます。
創業390年の老舗旅館は、さすがのホスピタリティー、思い出に残る滞在になりました。