旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

時計台

2018-06-24 | 日記・エッセイ・コラム

 母校は市街地を見下ろす丘の上にある。
ロの字型木造2階建ての旧校舎、正面玄関の階上は時計台になっていた。 
通学路の坂道を自転車のギアを1段にして上って行く先に時計台が見える。
最初の夏休みが明けるころには始業の鐘を坂道の途中で聞くようになったっけ。
雪の便りが届く前に、鐘の音を聞くことすらなくなった。
大らかな時代であり、大らかな学校だったと思う。
その分、卒業後に時間で償うことになったけど。
母校の同窓会に、ふるさとを訪ねた。大らかな時代を共有した仲間たちがいた。


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