旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

復興の町から夕暮れの仙台平野へ 石巻線を完乗!

2018-07-08 | 呑み鉄放浪記

 日中は閑散としている地方ローカル線も平日の朝夕は賑わいを見せる。
女川16:25発の小牛田行きは沿線の高校生たちを乗せ、海辺から水田地帯へとひた走る。 

復興の女川に降り立つ。駅から続くシーパルピア女川の先に水平線が見える。
黄色のフェンスで行く手は阻まれて海岸線までは行けない。逞しい槌音が響いている。

飲食店は昼の営業を終えたタイミング、飲める処はなさそうだ。
然らば新装なった「女川温泉ゆぽっぽ」を訪ねる。JR女川駅の2階が温泉施設なのだ。 

 

こちらはタイミング良く貸切状態。水辺の鹿たちを眺めながらナトリウム泉に浸かる。
祖母ちゃんたちに混じって生ビールを愉しむ休憩室。肴は塩釜で買った笹かまぼこだ。 

階下に降りると一面一線の石巻線ホーム。小牛田まで2両編成の気動車に揺られる。 

女川を出発した列車は直ぐに長いトンネルに入る。抜けると車窓に万石浦が広がる。
穏やかな海跡湖には海苔やカキの養殖筏が浮かんでいる。 

 

石巻では20分程の長い停車、乗客も殆どが入れ替わる様だ。
駅名案内板のイラストは仮面ライダー何って云うんだろう?。
モニュメントは藤岡弘さんが変身した仮面ライダー1号。これなら私にも分かる。 

夕暮れの仙台平野。見渡すかぎりの水田、米どころを実感させる風景が広がる。 

 

やがて右手から東北本線の複線が近づいて、2両編成の気動車は東京方面へ向きを変える。
列車が旅を終えた4番線の外れ、0キロポストが石巻線の起点であること教えてくれる。

石巻線 女川~小牛田 44.9km 完乗

Let's Go Rider Kick



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。