たけのこっこ

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高杉良 『新・金融腐蝕列島』

2010年05月13日 | Weblog
5月13日(木)



高杉良 『新・金融腐蝕列島』


『金融腐蝕列島』シリーズ作品のの4作品目。

2,000年 日本の銀行・証券会社など金融業界の内情を描くいている。
主人公は協立銀行の東大系列を重視するなかでの私大出の熱血バンカー竹中治夫

実存する銀行の統合をフィクションとして書いてある、
当時の首相や他の大臣の名も少し変えただけである。


頭取の特命を受けて広報部長の竹中治夫は。
上層部に渦巻くエゴやプライドの中でバンカー生命を掛けて工作に乗り出す。

竹中治夫の人脈のすごさ、その情報が頭取他上位役員を脅かすまでになる。
コミックの『島耕作』に良く似た活躍で。

しかしながらのサラリーマン人生、
上層部にはかなわない、逆らったら出世街道は閉ざされる。
出る杭は打たれるのが常で・・・

そういや、ブログ仲間で(誰も打つ事の出来ない杭 )って明言している人がいたっけ。



竹中治夫の銀行生き残りを掛けて金融再編を圧倒的な迫力で描く経済小説巨編。
シリーズの5作目も早く読みたいので図書館に行かなければ・・・