相対する2つの記事が、同じ日に・・・
パナソニックが、
中国・江蘇省で建設を進めていた携帯電話やパソコン用のリチウムイオン電池の
新工場が完成し、量産を始めたと発表しました。
人件費が低い中国でコストを抑えて生産し、製品の競争力を強化するのがねらい。
今後は中国の生産比率を増やし、2015年に5割に引き上げることを目指し、
大阪貝塚市の生産を新工場に移し、12年度中の工場閉鎖を検討しているとのこと。
一方で、
独スポーツ用品大手アディダスは、
中国で唯一の自前の生産拠点である江蘇省蘇州市の工場を
今年10月までに閉鎖することを明らかにしました。
生産体制再構築の一環で、人件費が上がり続けている中国から
より低コストの東南アジア地域に移す方針で、
ミャンマーが有力とみられている。
従業員は全員解雇する方針だそうです。
業界が違うとはいえ、全くの好対象のニュースです。
日本は、人件費が低いと踏んで中国に生産拠点をうつし、
日本国内の労働者が解雇され(見放され)、
欧州は、人件費が高いとして中国から去り、
中国の労働者を解雇する(見はなす)。
アディダスで解雇された蘇州の人が
無錫のパナへと流れて行くのかもしれません。