まだ5時前、飛行機雲かしら! 飛行機は見えないけど…。
普段、牛肉はほとんど食べない。利用している食材宅配「ヨシケイ」のメニューも豚肉か鶏肉が多い。牛肉を使うメニューは冬場に「すき焼き」がときどき登場するが、高いから注文したことはない。
昔はどこかの家ですき焼きを始めると、たちまちいい匂いが近所中に広がって、思わず唾をのみ込んだものである。すき焼きには牛脂が欠かせない。温めた鍋に牛脂を引くと、甘くてコクのある特有の匂いがする。その匂いで「あっ、すき焼きだ!」と分かるのだ。
子どもの頃に祖父母の家で食べた「すき焼き」の味が忘れられない。大人数だから大人用と子ども用に、七輪とフライパンを2つずつ用意する。具材は牛肉、白菜、焼き豆腐、こんにゃく、ねぎ、春菊など。なぜか祖父母の家では薄く細く切った大根や、お麩が入っていたのを思い出す。その頃の国産牛は味も匂いもよし、特に最初に鍋に引く牛脂の匂いは格別で、食欲をそそられた。
毎年、元日の夜は必ず「すき焼き」をする。亡母がまだ元気だった頃、年末29日から正月三が日を、私のところで過ごすのが恒例だった。母のリクエストで、元日夜は「すき焼き」、2日夜は「お好み焼き」。母が亡くなって17年、今ではそれが私のお正月の定番となっている。
元日のすき焼きには、私への「ご褒美」としてスーパーで一番高い国産牛を奮発する。といっても田舎のスーパーだから高くてもグラム1,000円ほどだが…。すき焼の具材を一通り揃えると、とても1回では食べきれない。だから牛肉を250~300グラムくらい買って2晩続けて作る。すき焼きに限らず「おひとりさま」の鍋料理はいつもそうである。
一昨年の12月、コープの正月用カタログで「鹿児島牛」250グラム3,980円を買った。きれいな霜降り肉で、口に入れると噛まなくていいほど柔らかい。が、あの香ばしい肉の味も匂いも、期待したほどではなかった。
昨年は町内の小さな牛肉専門店で高い牛肉を買った。が、見た目ほど美味しくなかった。国産牛なのになぜかなあ? エサが違うのかも…。
そういえば県北に住んでいた頃、近所に岡山名物のご当地グルメ「ホルモンうどん」の店があった。その店は有名人が訪れたり、度々テレビでも取り上げられた評判の店だった。その前を通るたびに、あの牛脂の甘くてコクのある匂いが漂ってよだれが出そうになった。が、私はホルモンがダメなので、「ホルモンうどん」は一度も食べたことがない。
そして今年買った牛肉はこれまでで一番マズかった。もう2回目をする気にならなくて捨てて、買い置きの豚肉で鍋にしたが、その方がよほど美味しかったわ。
ここ何年か、元日すき焼きには失望のし通し。やはり松坂牛とか神戸牛、それもグラム2,000円とか3,000円くらいの和牛でなければダメなのかなあ。通販で取り寄せても、美味いかどうかは食べて見なければ分からないし…。
もう来年からは元日のすき焼きは止めて、以前食べたオーストラリア産のステーキ牛が美味しかったから、来年はステーキにしようか。はたまた北海道のすき焼きは豚肉が多いというから試してみようか。なんていろいろ食い意地の張ったババ、「来年の事を言えば鬼が笑う」どころか叱られそうだわ!
我が家は近所のお肉屋さんのグラム700~800円位のお肉ですき焼きをするけれど結構おいしいく食べられますよ(笑)
貧乏性にできてるのか、霜降りのいいお肉を食べると全員お腹をこわします
安上がりな家族でしょう?(笑)
オールドレデイさんの「おいしい味」への拘りは子供の頃からの筋金入り
牛肉ほどランク付け華やかな食材は有りませんね。
至って食欲には淡泊なsirousagiには滑稽に映るのですがそれでもこの歳になると
柔らかな霜降り肉は豚、鶏肉を凌駕します。
輸入品が必ずしも劣っているわけでは無いと
値段と相談しながらたまに購入します。
鬼さんが笑おうが怒ろうが食欲は人生の彩り!健康直結です。
貧乏な家庭で育ったから、少々不味くても我慢しますが、1年に一度のすき焼きですもの、腹立ちますわ。
最近の牛脂ってまったく匂いがしません。少々硬くても牛肉のいい匂いがすれば許せるのですが…。
県北にいたころは700円くらいでも結構おいしかったのですが、当地の肉はまったくダメです。多分肉の産地の違いでしょうね。
すき焼きは特別です。あの祖父母の家のすき焼きの味が未だに忘れられなくて…。それにトンカツではなくビーフカツでしたよ。
普段は豚肉か鶏肉です。これにも味の良し悪しはありますが、値段がやすいから文句は言いません。今では肉じゃがも豚肉です。
輸入牛が出回り始めたころは美味しくなかったけど最近は美味しいそうですね。煮るのはダメでもステーキのように洋風に調理すればいいのでしょう。
今では食べるのだけが楽しみ、少量になったのですこし贅沢しようかな、と。