火曜日は雨で、海に霧が発生した。海霧は暖かく湿った空気が、冷たい海面に接することで生じるそうだ。この時期に霧の朝景が見られるなんて久しぶりだ。
私のウオーキングコースは緩やかなアップダウンの山道で、古い舗装路だから路面に小さな凸凹や段差ができている。注意しながら歩いていても、思わぬことで躓いて転びそうになることも…。
最近のスニーカーは靴底が滑らないようになっているから安全だと思っていた。が、滑らない靴底も善し悪しで、よく爪先が引っ掛かかって前につんのめりそうになるという。
先日ウオーキング途中、何もないところなのにスニーカーの爪先が引っ掛かかって前につんのめった。平らな道なら踏みとどまれただろうが、場所が悪かった。ちょうど下り坂になっているところで、体が前に傾いているからおっとっとっと・・・。もう転ぶしかないか、左足が丈夫なら踏ん張れたのに…!
この山道は右側が山、左側は海で、ガードレールが設置してある。ガードレールは高いところで私の腰のあたり、低いところだと私の膝上15センチくらいしかない。運よくガードレール近くまで行けて、手が届いたので必死でしがみついた。
海面まで10数メートル、樹木が生い茂った斜面で、所々に大きな岩が見える。うまくつかめたから良かったものの、もしつかみ損ねていたら、勢い余ってガードレールを跳びこえて転落していたかも。即死とはならないまでも、大怪我しただろう。今でも思い出すと身がすくみ、冷や汗が出る。危機一髪のところだった!
それ以来、あの下り坂のところまでは行かず、手前でUターンしている。また躓いても踏ん張れるように指先に力を入れて、さらに左足に重心を掛けるように、歩き方を変えるべく努力している。これまで痛いからと左足をかばってきたのが良くなかったのだ。痛くても我慢しなくては…。
歩き始めた幼子のように、一から歩き方の練習だ。が、幼子なら可愛いが、棺桶に片足突っ込んだようなババの姿は、きっと見るに堪えないだろうなあ!
下り坂での躓きは老いの身体には、重すぎる試練!
左足を庇いながらよく踏みとどまれましたね
オールドレデイさんの後を追うirousagi
格好よくお手本としてすすんで下さい
心から願っています。
一度足を骨折した人は歩くのが怖くなると言います。が、歩かないと足の筋肉は衰える一方で、骨折の危険度はより高くなるとか。
私もこんな目にあうと、だんだん外を歩くのが怖くなってきました。それでも外へ出ない訳にはいきませんから、緊張感をもって歩かないと…。
春になって新緑の山や、花が咲く朝の風景が見られなくなるのは辛いです。坂道はとくに用心して、たまには歩きたいと思っています。
最後まで足腰は・・と私も願っていますが、それこそ「転ばぬ先の杖」もね。
樹木の間から垣間見る海の風景はいいものですね。
加賀の海岸はただ青い海が見えるだけで変化がなくつまらない。
でも、以前、荒れている海をわざわざ見に行ったことがあります。遠浅の海は水平線のあたりから白波を立てて轟音と共に近づいてきます。ダイナミックで感動します。
82歳目前、上半身は若いつもりでも下半身は年相応。このアンバランスな状態を受け入れるべきなのに、往生際が悪くて…。平地を歩くより坂道のほうが効果がありそうな気がするのです。それにコースを変更すると山や海、花が咲く景色が見られなくなると、ウオーキングの楽しみがなくなります。でもおっしゃるように「転ばぬ先の杖」と肝に銘じます。
お馴染みの山や海でも二度と同じ景色は見られません。日々変わる朝景を見るのがウオーキングの唯一の楽しみなのです。
遠くに水平線が見えて、陽が昇ったり沈んだり、そんな景色を眺めるのもすてきです。山より海が好きだから、この地を終の棲家にして本当に幸せですわ。