つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

悲喜こもごもの季節・・・

2020-12-18 | お気の毒です

 今年のプロ野球は、新型コロナウイルスの影響によりシーズンの開幕が約3カ月遅れ、日程も「120試合制」に短縮されて実施されるという異例のシーズンとなった。また例年であれば10月1日が解禁日「戦力外通告」は、今年はそれも遅れて11月からスタートしたという。
 13日、セ・パ12球団の現役引退、戦力外、自由契約、退団選手一覧が発表された。初めて見たが、これほど多くの人がいることに驚いた。
 その中に「岩隈久志投手引退」とあるのを見て複雑な気持になった。楽天球団設立当時から彼を見てきたが、人間的にも好感が持てた。男は引き際が肝心だ。彼の潔さに惜しみない拍手を送りたい。
 最近の新聞のスポーツ欄は「だれだれが年俸いくらで契約更改」という記事ばかり。年俸大幅減でも契約更改できた人はまだいい。コロナ禍の影響を受け厳しい状況が続く今、職を失う若者たちの新たな人生への挑戦は容易ではなかろう。「頑張って」という言葉も空々しく響く。
 そんな中、西武が松坂大輔と来シーズンも契約で合意、というニュース。西武の渡辺GMが米国に滞在している松坂とオンラインで話し合ったという。
 日本に戻った松坂は2014年12月、3年12億円の大型契約でソフトバンク入団。成績はというと、3年間で一軍登板は2016年の1試合のみだった。
 そして2017年12月、中日の入団テストに合格。中日に移籍後6勝4敗で復活をアピール、シーズン終了後の契約更改で6500万増の8000万円で一発サインした。が、2019年は一軍での登板は僅か2試合、自由契約となった。
 2019年12月、古巣の西武から獲得が発表され、14年ぶりに復帰。が、2020年は首の痛みと右手のしびれが出たため7月に頸椎の手術を受け、リハビリに費やして登板なし。
 今も米国の自宅でリハビリ中の40歳のロートルが、果たしてものになるかどうかも分からないのに・・・。クビになった選手たちを思えば、どうにも釈然としないものがある。
 若くても実力が発揮できなければ容赦なく切り捨てられる厳しい世界だ。「平成の怪物」の名だけで特別扱いか。日本へ出稼ぎに来るなら、恥をかかないようにしなくちゃあネ。

 野球はスポーツ欄やニュースで勝敗を確認するくらいだ。菊池雄星がメジャーへ行ってからも西武には注目してきたが、不愉快だからもう止めにした。応援するなら高校のころからファンの王さんがいるソフトバンクがいい。工藤監督も甲子園で活躍したときから知っているし、彼の印象も悪くない。
 その雄星だが、ちょっと気がかりなニュースを耳にした。米メディア「ブリーチャー・レポート」では「ここ10年における各MLB球団のFA最大の失敗」と題して記事を掲載。その中で、マリナーズの菊池雄星投手を取り上げているという。
 今季は球速が上がったが制球に苦しみ、ストライク率わずか51%、初球ストライク率は50・5%だったことを指摘。今オフはフォームを安定させることが課題で、3年目の来季は「言い訳はできない。プレーオフを狙える状況なだけに、必ず結果を出さなければならない」と断じたという。

 正直なところ私は、雄星にはメジャーへは行かず、西武のエースとして頑張ってほしかった。西武入団後も鳴かず飛ばずのシーズンが続いたが、辛抱してやっと念願のメジャー挑戦を果たした。だが、甲子園時代からずっとスター選手で、メジャーでも期待を裏切らない結果を残している田中やダルビッシュとの実力の差は大きい。そういう不安はずっとあった。
 まあ今さら言っても詮無いこと。大器晩成の雄星だろう? 3年目こそ頑張れ! いつまでもずっと見守っているよ。

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2 コメント

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オールドレディさま (suri-riba)
2020-12-19 21:44:54
相変わらずメジャーへの憧れは尽きないようで、今度は「菅野投手」。試合に出てこそのメジャーですから投手は割がいいですが、野手で活躍はシンドイですね

契約金が日本とは桁が違うとか? 私の息子なら「冒険するな!」と言いますけどね。
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Unknown (オールドレディー)
2020-12-20 09:13:06
★suri-ribaさま
メジャーへ行ったが大した成績も出ず、日本に戻ったが、果ては自殺という悲惨な人もいましんた。
一度は夢に挑戦したいという気持ちは分からなくはないけど、野茂さんやイチローさんのような成功例はごく稀です。
今季、メジャーを諦め残留した選手もいます。それが賢明な選択だと、私は思います。期待が大きければ失望も…。雄星が松坂のように、ボロボロなって日本に戻るなんてことがないよう祈るだけです。
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