わが購読紙の『滴一滴』に書かれていたことの要約である。
先日、菅首相は年末年始の「Go Toトラベル」事業を全国一律で停止すると決めた。そして国民に「年末年始は静かにお過ごしいただきたい」と呼びかけた。また政府は、クラスターは5人以上の会食などで発生しており、大勢での会食自粛を求めていた。
だが菅首相はその夜、経済人たちとの会合の後、ソフトバンクの王会長、俳優の杉良太郎さんらを交えて計8人でステーキを食べながら懇談したという。「国民に自粛を呼びかけておいて自分たちはステーキを食べて盛り上がっている」と野党は非難した。当然だろう。
『滴一滴』の終わりにうまいことが書かれていた。有識者や知人の声を聞くのは重要なことだろうが、今はコロナ禍に苦しむ国民に向き合う時だ。杉さんの代表曲に「すきま風」がある。「すきま風」は気を緩めると国民との間にも吹く。まことに言い得て妙、座布団1枚進呈したい!
華麗なる政治家一族のプリンス・安倍元首相とは違って、菅首相は「地方出身のたたき上げ」、いかにも地味で謹厳実直というイメージが強く、政治もそうあってほしいと。それに「縁の下の力持ち」で前政権を支えてきた実力にも国民は期待した。だがなんてことはない。言うこともやる事もそう大して違わない。見掛け倒しだったか。どうやら政治家の本質はみな同じ、とよくよく納得した。
新型コロナウイルス感染拡大の勢いが止まらない。岡山県では昨日、1日当たりの新規感染者数がはじめて111人と、累計で1000人を突破した。ウイルスは気温が下がって乾燥し、人の免疫力が落ちる冬場に感染が拡大するという。
この冬を乗り切るには、私たち一人一人が「密閉、密集、密接の状況を避ける」という原点を再確認することしかない。が、こんな状況になってもカラオケや会合など遊びで感染する人が後を絶たない。感染した人を非難するなというが、非難されて辛い思いをしているのを周囲が知れば、他の人も自粛、良識ある行動をとるようになるのではないか。勿論、医療従事者や福祉施設などでやむなく感染した人たちを非難することは許されない。
米製薬大手ファイザーがワクチンを厚生労働省に承認申請したという。有効性と安全性が確認できれば、来年3月にも接種が始まる可能性があるという。が、一般の人に接種されるのはもっと後だ。この状況でオリンピック開催は可能だろうか。最新の世論調査では国民の大半が開催に反対であることが明らかになったという。私も中止すべきだと思う。
先日、コロナの感染拡大の影響をもろに受けて、冠婚葬祭業が苦境に立たされているという記事を見た。結婚式は延期・縮小され、葬祭については少人数、家族葬という風になってきているとか。
私の姪の次男も昨年9月に挙式の予定だったが、コロナ禍で来年1月9日に延期となった。が、この状況で人さまを招待するなどあり得ない、ということで招待状を送る寸前でまたまた延期、いつになるかは未定だという。
二人はすでに入籍し共に生活しているし、結婚式の前撮りもしている。が、女性にとって一生に一度の大切な結婚式をしないというのは可哀そうということで、コロナ禍次第ということになったらしい。
また長男一家は「年末年始は静かにお過ごしいただきたい」との菅首相の要請にこたえて、年末の帰省は中止するという。小さい子どもがいるから私も心配していたが、帰省しないと聞いてヤレヤレ! 神さま仏さまキリストさま、何とか穏やかな年明けになりますように。
国民には「自粛生活お願い」
返す刃が自分たち、にFをはじめ老人組の高級会食
有識者と呼ぶほどの集まり?
「目が死んでいる人」をリーダーに選んでしまった日本の前途は衰えてゆくしかないのかなあ
嘆いている間にも
新型コロナウイルス変異首種が英国やオランダで増え始めて都市封鎖再開だとか。
厳しい規律になじめなくなってしまったわが国ではこのままズルズル感染者が増え続けて
医療崩壊が現実になるのではとその点が1番の気がかりです。
「目が死んでいる」、私も常々思っていました。覇気のない表情も何となく貧弱に見えて…。菅さんを首相に推した理由は何だったのでしょうね。
交代の時期も悪かったけど、これだけ大変なことになるとは。もう国民みんなが感染して抗体ができるまで勢いはとまらないのかも。
どこにお金があるのかと思うほどの予算編成に、いよいよ日本はお先真っ暗。コロナに滅ぼされるなんて考えたくありませんが…。
政治家といえどもこの先打つ手もないのでは?
「冬来たりなば春遠からじ」と言いますが、本当に春になるとワクチン接種が可能になるのでしょうか。なぜ1年も経つのに日本製ワクチンができないのか、宇宙にロケットを飛ばすしても何の役にもたちません。もっと他にやらなければならないことがあるだろう。と心の狭いババは歯がゆくてなりません。
公務員は多少減額してもきっちりボーナスをもらったとか。不公平ですね。支援物資のテント前に並ぶ人たちの気持ちを思うと胸が痛みます。