つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

海は広いな大きいな!・・・

2022-08-03 | いいなあ!

 最近は晴れの日が続いて、早朝から暑いのでウオーキングの出発を5時に早めた。ようやく夜が明けたばかりの山道は空気がひんやりして心地いい。「早起きは三文の徳」というけど、どんな徳があるかしら?

 私が購読している新聞は「山陽新聞」といい、岡山県に本社を置く地方紙である。その新聞社の系列に、創業50年という旅行社がある。地元密着型で、海外・国内ツアーとも地元発だから気分的にゆったりできる。とくに地元出発のバスツアーは人気があるらしい。
 私も元気な頃はよくこの旅行社を利用した。いつも親友との2人旅で、食い意地の張った2人は名所・旧跡の見学もさることながら、宿での食事やご当地グルメが一番のお目当てだ。この会社の旅行代金は同業他社より1~2割高かったが、ツアー企画に期待外れというのはなかったように思う。
 先日、本紙1面下段に『にっぽん丸で行く屋久島クルーズ』参加募集の大きな広告が掲載された。ちなみに日本最大の豪華客船は1位が「飛鳥Ⅱ」。2位がこのにっぽん丸で、「美食」で知られているという。いいなあ!

 旅行日は10月20日~23日の4日間。7月25日から申し込みを受け付けるという。旅行代金はピンからキリまであり、ピンのスイートルームは699,000円、キリは169,000円である。一般的に代金の高いランクから順に埋まってゆく傾向があり、キリは最後まで残る。だがこの場合、「残り物に福あり」とはならない。
 どこの豪華客船クルーズでも、スイート客室同等クラスはレストランや専用ラウンジ、バーなど利用可能施設が別にあるとか。まあそれは当然だろうが、部屋ランクが下の客は何かにつけてコンプレックスを刺激されることが多いようだ。
 またクルーズ旅行には必ず「ドレスコード」指定がある。4日程度のクルーズではどうだか知らないが、1週間以上のクルーズとなると「ドレスコード」規定は厳しいらしい。朝から日中、夕方の食事まではTシャツに半パンなどの軽装でもいいが、夕食の時間帯以降は「ドレスコード」規定となる。お金持ちの女性客にとってはこれも楽しみの一つ。ここぞとばかり華やかに着飾ってダンスやショーなどに興じるらしい。持たざる者たちはただやっかむだけ…。
 それに恥をかかない程度に身支度を整えなければならない。またクルーズ代金に含まれない諸費用、オプショナルツアー料金もバカにならない。そうやって計算しているうちに「クルーズ旅行なんて分不相応」と思い知らされ、いつも諦めた。
 だがすでに81歳、残された時間はそう多くない。一度くらい贅沢をしても良かったかなあと思う。今さらだけど…。
 今から15年ほど昔の話だ。イタリア旅行から帰国した翌日、エコノミークラス症候群で足が象の足みたいになって大慌て、「この次は絶対にファーストクラスにするぞー」と。親友に「宝くじが当たったら、ファーストクラスで空の旅か、豪華客船のクルーズ旅行か、どっちかに連れてってあげるね」と言ったら、「足腰が達者で歩けるうちに頼むわ!」と鼻で笑われたっけ…。
 たとえ今、宝くじに当たったとしても、もうこのポンコツ老体ではどこへも行けない。クルーズ旅行もファーストクラスで空の旅も、とうとう見果てぬ夢となった。残るはあの世への旅だ。三途の川は豪華客船かファーストクラスか、どっちかで渡りたいなあ。なーんてネ。

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2 コメント

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Unknown (オールドレディー)
2022-08-04 09:03:10
★shirousagi gamanohoさま
旅は分相応でなければ、楽しむつもりがストレスをためるようでは最悪。友人も生活レベルが同等で、ねたみ、やっかみを感じさせない人がいい。
私と親友とは家族構成は違うし、性格も真反対? でもなぜかしっくりするんです。ケンカもせず40年以上も続いているのは、多分彼女の性格のよさでしょう。旅の道連れも彼女でなくてはダメ。でもあの世への旅の道連れまでは無理でしょうね(笑)
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三途の川の乗り物は (sirousagi gamanoho)
2022-08-03 18:05:09
豪華客船で世界1周の夢達成まで後2回クルーズでコロナ禍!!!
高校時代の親友夫妻。アラスカクルーズ終了が2019、11月末。危なかった」
懲りずに
慣れ親しんだ船会社との掛け合い、予約、オプショナルツアー申込等総て友人一人パソコン相手に交渉。英語力は?
それでもどんどんランクが上がり、最上級のおもてなしで最後のハワイ→サンフランシスココースで今年11月に出発(あくまで予定)何度もコロナ対策で延期中止の憂き目に交渉術の腕も確かになったなったとか
ジャパンはっぴ(単衣の和服1式)笑顔と
和風箸置き、千代紙のおみやげで直ぐ外国人と仲良しさん
非日常を嫌うirousagiは旅行は苦手
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世界の名所を地球儀と大判の世界地図を
擦つて楽しみを共有します。
お金の使い方は人それぞれ、人生の楽しみ方も種々ありますね。
あの世とやらへの旅は否応なし、お迎え有れば直ぐ出発いたします。
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