つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

今年の漢字は「金」・・・

2021-12-20 | どう思いますか

 朝市に間に合うように、筏からカキを引き上げて戻ってきたのだろう。漁船の灯りがキラキラ光ってきれい!

 年末恒例となっている今年の漢字は「金」だった。その理由は、今夏の東京五輪・パラリンピックで金メダルが想定外の獲得数だったことのようだ。
 だが「金」と聞いて、私の頭にひらめいたのはまったく違う「金」だった。コロナ禍で生活や事業に影響を受ける人々への支援費用、ワクチン接種にかかる費用等々、そして経済対策にも多額の費用を要する。現実に、今一番必要なのはお金で、金がなかったらこの先日本はどうなるか。夢のない侘しい理由だろうが、だれが考えても分かるはず、私の頭にはこの「金」しか浮かばなかった。

 先日のわが購読紙のコラムに、今年の漢字「金」が選ばれた理由に続いてこうも書かれていた。(私流に要約)
 「金」でも、こちらはどうもすっきりしない18歳以下の子どもへの10万円相当の給付金だ。衆院選公約を実現したいがばらまき批判を避けたい。そこで与党が編み出したのが所得制限と半分をクーポンで支給する策だったが、これが裏目に出た。クーポン発行は膨大な経費と事務負担がいる。国民や自治体から不満が噴出するのも無理はない。
 二転三転した挙句、3つの方法を明記した。が、ほとんどの自治体は「10万円一括給付」に決めたようだ。だれか考えてもこれが最良の策だろう。それでもまだクーポンにこだわる政府の往生際の悪さ、どこぞに忖度する必要でもあるのかしら?
 また、1日の在職で100万円が支給された国会議員の文書通信費だが、使途公開で与野党の溝が埋まらず、見直しの法改正は先送りされるそうだ。野党は各党独自の規則を定めるそうだが、掛け声だけに終わらないことを願う。この問題は以前にも何度か取り上げられたが、いつも廃案になったという。が、今回はそうはいくまい。
 あきれることはまだまだ…。元閣僚や副大臣の政治団体によるコロナ助成金の受給が相次いでいる。やることが汚い。返金すればそれでいいというものではなかろう。また当選無効になった国会議員の歳費返還の議論も解決していない。
 今実施されている議員歳費2割削減は来年7月まで延長と決まった。これは与野党一致で即決したらしい。が、コロナ禍で下げた給料を元に戻すなんて、民間企業では考えられないけど…ネ。維新の会が掲げた議員定数3割減もどうなるやら…。とにかく自分たちのフトコロに関係する問題になると、与野党はすぐに「仲良し」になるのよね。みっともないったらありゃしない!

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2 コメント

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金色では? (sirousagi gamanoho)
2021-12-20 16:29:32
同感!
開催国の金メダルラッシュは当然でしょう
こじつけに感じるのは私だけでしょうか?
「きん」でなく「かね」がモノ言う人間世界。今年もコロナ絡みまでおかねの話題は尽きませんでしたね。
貧すれば鈍するも一理は有りますが
清貧に甘んずる「政治家?」にお目にかかりたいものです
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Unknown (オールドレディー)
2021-12-21 10:13:22
★shirousagi gamanohoさま
今年の漢字というのはいい意味のものと決まっているとしたら、オリンピックの金メダルを想像した人が普通で、私みたいに「金」を「カネ」と想像したのは性根が悪いということになりますね。
今年はとくにコロナ禍のせいで莫大な金が必要になりました。やっと落ち着いてGo toトラベル開始となりそうなときに今度はオミクロン株です。まだまだ安心できそうにありません。もうこれ以上のバラマキはいけません。岸田首相もやはり「並み」でしたね。
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