つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

宇宙旅行へ・・・

2006-03-09 | Weblog
 7日、米宇宙旅行会社スペースアドベンチャーズが、元ライブドア取締役の榎本大輔さん(34)が、ロシア宇宙局から正式に宇宙飛行士候補生として承認を受け、9月にロシアの宇宙船ソユーズで国際宇宙ステーションに向かうと発表した。
 新聞記事によれば、民間の宇宙旅行客としては日本初、世界でも4人目で、榎本さんはロシア政府の医学委員会から、本格的な訓練に入るための承認を受けた。宇宙ステーションの交代要員2人とともに9月、カザフスタンにあるロシアのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、1週間程度滞在する。その旅行費用の約23億4000万円は榎本さん個人の負担で、同社と最終的な契約を交わしたという。そして、榎本さんはモスクワ郊外の宇宙飛行士訓練施設で訓練を始めるそうである。
 まさに、この人物は、勝ち組も勝ち組、その頂点に立つといえるだろう。だが、別に尊敬の念を込めて言っているわけではない。男のロマンを否定するわけでもないが、どうして宇宙なのか、宇宙に何があるのだろうか。何があるか分からないからロマンを感じるのだろうが、それにしても23億4000万円もの大金をはたいてまで夢を見たいと思う男の気持ちは、到底理解できない。

 それに引き換え、あのホリエモンは広大な宇宙ではなく、3畳半の狭い部屋で、今まで味わったことのない別世界の初体験をしている。どこで明暗を分けることになったのか、今やこの二人には天と地ほどの差があり、勝ち組・負け組の典型的な見本であろう。かつて、ホリエモンも宇宙に興味を示し、宇宙への夢を語っていたが、この榎本さんのニュースを知ったら、どう思うだろうか。多分、彼の負けず嫌いな性格から、己の今置かれている立場を再認識し、自由を失ったことが痛恨の極みではないだろうか。

 それにしてもライブドアにいた人は、本当にお金儲けが上手なんだと改めて思う。そして、この人は地震が来る前に逃げ出すねずみではないが、早くにライブドアから離れていてよかったなと、運のよさを感じる。

 これが、恵まれない人とか、社会に還元する意味で、福祉施設などに寄付するというなら拍手喝采するのだが、一個人の贅沢に過ぎないのではないかと、ない物づくしの私の羨望とねたみの雑言である。

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2 コメント

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23億円使う日本人さま様 (関西のヤングばーば)
2006-03-11 12:44:46
 新聞によってずいぶんと違う記時になるんですね。日経では3人の日本人が宇宙飛行士の資格をとったと書いてあり、名前も榎本氏のことは出てなかった。

 23億円も使って宇宙旅行するのが、どれだけ値打ちがあるのか、持たないもののひがみか。ロシアにそのお金が全部持っていかれちゃうのが悔しい気もする。
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こんにちは (オールドレディー)
2006-03-11 14:55:11
 榎本氏の場合は、お金を払えば行けるという民間の宇宙旅行客で、宇宙飛行士とはすこし違うのではないかと思います。でも、どちらにしてもこの23億円の使い方に、どんな意味があるのでしょうね。
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