人間に最も近いといわれるおサルさん、この動画を見て納得しました。すごい!
12月20日、インド北部の駅でサルが電線に触れて感電し意識を失いました。感電したサルは線路脇に落下しましたが、すぐに仲間のサルが駆けつけ懸命に意識を取り戻そうと救助活動を繰り広げました。その一部始終をカメラが捉えていました。
落下したサルは線路の脇に倒れてグッタリとしています。仲間のサルが体を揺さぶりますが、ピクリとも動きません。何とか助けようと首や目の辺りに何度もかみつきます。さらには、体を地面に打ち付けますが気を失ったままです。あきらめない仲間のサルは、ついにはサルを水路に落とし、水につけるなど、懸命な救命劇は20分以上続きました。少し手荒な方法が功を奏したのか、サルはついに、意識を取り戻しました。仲間のサルは安心したのか、助けたサルの背中を優しくなでるようなしぐさも見せました。仲間を救ったサルには、集まった人たちから大きな歓声と拍手が送られました。
動物の知能は人間より劣るが、感覚については人間よりはるかに勝っているといわれます。この動画を見て本当にそうだなと思いました。助けたサルは、倒れたサルがまだ死んでいないということを感じ取っていたのでしょうね。必死で助けようとしています。その姿には人間以上の情愛が感じられて感動しました。
動物は人間のように考えて行動するということはしないでしょう。無論、生死を確かめるなんてことはできません。ただ原始的な感覚・本能に従ってあのような行動にでたのでしょう。やり方は手荒いなんてものではありません。でも、どうしても助けたいという必死な思いは伝わってきました。
人間はこうした場合、、自分が手を出して、もし命を落とすことになったらどうしよう、とまず考えるでしょうね。そうすると恐ろしくなって何もできなくなります。なまじ考えるという知能があるだけに、人間は臆病にもなります。到底、このサルのような真似はできません。そこが人間と動物の違いなのでしょう。
ともすれば見てみぬ振りをしがちな人間社会にあって、家族かただの仲間なのか分かりませんが、野生のサルからこんな姿を見せられると恥ずかしくなりますね。
普段自分より強い相手が、何も手出し出来ない状態を確かめて(手荒に扱って)いたぶっているのであって失神していた猿が平常に戻ればまたその関係は素早くもどるらしい。
集団生活する野生動物特に霊長類の不可思議な行動はまだまだ研究段階半ば、人間が失ってしまった宇宙との交感力もいつか解明されるのでは
動物の行動は不可解なことが多いとはいうものの、あれほどひどく攻撃するものなのでしょうか?
何もできない状態にある仲間をいたぶるなんて、卑怯ですね。そうは思いたくないですけど…。
何はともあれ、今回は仲間を助けたという美談で終わらせたいものです。