いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

初合わせ

2010年10月03日 | ピアノ・音楽
 今朝は「楽しき農夫」アンサンブルの初合わせ。自分の出来は思いっきり棚に上げ、合わせる日がやってくるのを楽しみにしていたのだが、いざそのときになると緊張するものですね。ヴァイオリンとチェロの方は若くてはつらつとしたプロの方。うんと歳下の先生だと思います。今回アンサンブルをする大人のアマチュアは(プロ志向の方はいらっしゃいます)私のみ。あとは子供たちです。相手はプロの方とはいえ、初対面の方と限られた時間で練習するのだから、初めてとはいえどもとんでもない迷惑をかけてはいけないという思いが先に来ていました。出だしは弦楽器の方からなのでちゃんと聴いて間に合うように出なくては。弦楽器の美しい音色が聴こえてきましたが聴き入っているわけにはいきません。うん、なんとか間に合った。第一回目の通しでは、行方不明になりかけたところは一か所。なんとなく合いましたという感じ。「しっかり練習されていたみたいで、なんとなく通せましたね」そう、「なんとなく」です。OKであるわけがありません。レッスンの先生も加わり、てんこ盛りのアドバイスをいただき、時間はあっという間に経過してしまったのでした。
 呼吸をすること、合わせること、自分のパートから他楽器の方のパートに移行するときのつなぎに気をつけること、自分のパートがメインになるときはもっと主張すること、などでした。一人で練習するのにも気をつけるべきこともあったような気が(汗)。他のパートの方の演奏を聴いて、合わせたり受け渡したりすることに気持ちが向きすぎて自分の演奏がおろそかになっていたりということもあったりという状態も。冷や汗でした。難しくないなんて思っていたのは大いなる誤算でした(汗)それにしても自分を主張しながらもときには相手の方と譲り合うということは、音楽以外でも大切なことですね。なんだか会話しているみたいな気がしました。しかも相手の方は今回は二人だったので、ときどき混乱することも。前しか見えていないのではいけないのですね。マイペースな私には試練な面もありましたが、短時間に音楽以外の事も含め多くのことを教えられたようなような気がしました。面白かったし。ハマれたらいいなあ、アンサンブル。次はもっとできるようにがんばろう。

早いもので今日で関東に来てちょうど一年になります。昨年の今頃不安と期待に胸膨らませながら賑やかな街を歩いていたのを思いだしました。今は慣れたような慣れていないような、そんな状態です。置いていかれないように飲み込まれないように、しかし自分を持って楽しみながら過ごしていけたら、と思っています。