いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

基本は一緒かな

2010年10月12日 | ピアノ・音楽
 続きです。

 帰宅後しばらくぼけ~っとしており、かなり遅い時間になってしまっていたのだが、ショパンコンクールがたけなわなのを思い出した。これは聴かなくては。注目株がいるという情報も知り接続。それまでもアクセスはしていたのだが、開催していない時間帯にアクセスしていることが多かった。しかし今回は開催中で、結局須藤さんまで見た。自分には続けて夜更かしをするのは無理だというのも分かったが、見れる時間帯には見ておきたいものだ。

 そして昨日はAさんの発表会に出かけた。上手な人たちがたくさん出る発表会だと知っていたので、コンサートに行くような気分になっていた。ホールのピアノも音響もすばらしそうだ。こういうところで弾けたら本当に素敵だろうと思えた。こういうところでH県F市のような一般人も気軽に参加できるマラソンコンサートなどがあったりしたらいいだろうな。公共施設でもこのような企画はなかなかない関東地方、公共施設でないこの会場ではまずありえないことなのだが。もしあったりしたらものすごく殺到して申込開始からすぐに締め切りになりそう。素人くさい現実離れした考え方で申し訳ないのだが夢を見るのは悪くないかと(汗)
 Aさんの曲は激しい感情豊かな曲だったのだが出だしの和音がきっぱりした感じでよかった。その後の弱音も美しかった。弱音のこまやかな動きが多い曲なので、間違えないように、そしてコントロールして出そうとするのが難しい曲のように思えた。他の人たちの演奏もすごかった。濃厚な曲の濃厚な演奏が多く、夢のようでありながらちょっと圧倒されそうになっていた。中にモーツァルトを弾かれた人がいたのだが印象的に思えた。磨きのかかった演奏ですばらしかった。ラヴェルのスカルボを弾かれた男性の方などはほとんど取りつかれていたような感じが。充実したラインナップの素晴らしい発表会だった。終わりの方にも気になるプログラムがあったのだが最後まで聴く時間も体力もなく途中で退散させていただいた。

 そういう演奏を聴く度に、この世の中にはピアノが上手な人、すごい人がたくさんいるというのが分かり、刺激と衝撃を受けていたのだが、だんだん慣れてきたのだろうか、免疫がついてきたようだ。曲の難しさは全く違うものの、気をつけること、基本は一緒のような気もしたし。音の出し方、体の使い方、フレーズ、アーティキュレーション、ペダル、バランスをつかむこと、曲の仕組みを理解し解釈をしっかりすること。そしてゆっくりした練習を欠かさないこと。最後の内容は今は必要不可欠なことのように思える。それをしないとなんだかもやもやして気持ちが悪く、した後はすっきりした気がするのだ。亀のような進歩だろうし、どこまで弾けるようになるか分からないけれど、あきらめずにこつこつがんばっていこう。