今日はトリオのレッスンの見学に行ってきた。大人のよく弾かれる方たちから子供たちまで。大人の方はベートーヴェン、シューマン、メンデルスゾーンのピアノトリオで、レッスン前の演奏から迫力満点。音楽鑑賞みたいだった。子供たちは古典派のオリジナルもの、私がステップで弾いたようなアレンジものを弾いていたが、しっかり練習しているし、小さい体であんなに音がでるのかと思えるぐらい音もしっかり出ていてえらいしすごいと思った。
それでもレッスンなので指摘がちゃんと入る。ヴァイオリン、チェロの方からびしばしと指摘が入っていた。特にヴァイオリンの方(某交響楽団の楽団員で実力派の若者)のアドバイスは効き目抜群に思えた。弦楽器とピアノとは音の出方や持続のあり方がまったく違うからか、異文化間交流みたいだった。「f、pとff、ppは別格。f、pはノーマルだがff、ppには何かがある」「弓の動きを見てタイミングをつかむ」「旋律のラインを感じる」「ペダルに要注意。音が溶け合うように」「和音を弾く前にどのような音で弾こうかしっかり想像してから弾く」「曲がどんな様子、感情を表しているか感じる」「二音続く時は二番目の音に注意」「音の伸ばし方、どこできれたか明確に」「音には方向がある、この方向を表現しよう」「呼吸を合わせて三人で音楽を作り上げよう」など、厳しくて的確に思える指摘が入り、とっても勉強になった。これを実行するとなったらかなり難しそうなのだが。「和音を弾く時はどのような音で弾くかしっかり想像してから弾く」という指摘は、ベートーヴェンソナタ5番第1楽章の出だしにも該当しているので参考になりそう。「この曲はどのような様子、感情を表しているかしっかり感じよう」という気持ちの面からのアドバイス一つでもかなり音が変わったのも印象的だった。しかしどの方もレガートには苦しんでいたような気がする。難しい曲を弾いていた方たちも、つなげるべきところすべてでちゃんとつなげて弾いていたとはいえなかったから。物理的に難しいところがたくさんありそうだもの。そのように聴こえるように他声部の力、気の力、意思の力も借りているような気がした。(自分のことは棚にあげて書いています)
あと弦楽器って、弓を強くこすりつけたからと言って大きな音がでるわけではないのですね。ピアノも叩きつけさえすれば響くのではない、ということと一緒だと思った。
家に帰って練習。「和音の前には想像」をまず心がけてみた。それからつなげてつなげて弾きにくい旋律、とくに片手で二声になっていて4や5の指でしか弾けそうになさそうな旋律も、体の使い方などの技術をマスターすることのみではなく、ここは絶対にフレーズとしてつなげようという意思をもって弾けば、少しはつながって聴こえやすくなるかもしれないと思った。
それでもレッスンなので指摘がちゃんと入る。ヴァイオリン、チェロの方からびしばしと指摘が入っていた。特にヴァイオリンの方(某交響楽団の楽団員で実力派の若者)のアドバイスは効き目抜群に思えた。弦楽器とピアノとは音の出方や持続のあり方がまったく違うからか、異文化間交流みたいだった。「f、pとff、ppは別格。f、pはノーマルだがff、ppには何かがある」「弓の動きを見てタイミングをつかむ」「旋律のラインを感じる」「ペダルに要注意。音が溶け合うように」「和音を弾く前にどのような音で弾こうかしっかり想像してから弾く」「曲がどんな様子、感情を表しているか感じる」「二音続く時は二番目の音に注意」「音の伸ばし方、どこできれたか明確に」「音には方向がある、この方向を表現しよう」「呼吸を合わせて三人で音楽を作り上げよう」など、厳しくて的確に思える指摘が入り、とっても勉強になった。これを実行するとなったらかなり難しそうなのだが。「和音を弾く時はどのような音で弾くかしっかり想像してから弾く」という指摘は、ベートーヴェンソナタ5番第1楽章の出だしにも該当しているので参考になりそう。「この曲はどのような様子、感情を表しているかしっかり感じよう」という気持ちの面からのアドバイス一つでもかなり音が変わったのも印象的だった。しかしどの方もレガートには苦しんでいたような気がする。難しい曲を弾いていた方たちも、つなげるべきところすべてでちゃんとつなげて弾いていたとはいえなかったから。物理的に難しいところがたくさんありそうだもの。そのように聴こえるように他声部の力、気の力、意思の力も借りているような気がした。(自分のことは棚にあげて書いています)
あと弦楽器って、弓を強くこすりつけたからと言って大きな音がでるわけではないのですね。ピアノも叩きつけさえすれば響くのではない、ということと一緒だと思った。
家に帰って練習。「和音の前には想像」をまず心がけてみた。それからつなげてつなげて弾きにくい旋律、とくに片手で二声になっていて4や5の指でしか弾けそうになさそうな旋律も、体の使い方などの技術をマスターすることのみではなく、ここは絶対にフレーズとしてつなげようという意思をもって弾けば、少しはつながって聴こえやすくなるかもしれないと思った。