いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

ベートーヴェンのソナチネ5番 修正

2011年02月03日 | ピアノ・音楽
 前回はベートーヴェンのソナチネ5番の出だしについて書いたのですが、ハ長調にしたとはいえ左手、原曲とはちがうものを書いていました。おっちょこちょいというのはこういうのを言うのですね。

 前回の記事の左手 ドソ→シソ→ドソ
 ソナチネの左手  ドミ→シファ→ドミ

 実はこの左手、自信がなかったので初めは書くつもりはなかったのですよ(言い訳)。けれども大切な要素のような気がして、左手も書いておこうとどさくさにまぎれて書きました。左手も大切なハーモニーを形成するのだから、ついでというような扱いをしてはいけませんでした。反省。指摘くださったKさん、本当にありがとうございます!

 ドソ、すなわち完全5度が多いと確かにきつい響きになりますね。それよりはドミのように3度のほうがやわらかい響きになります。しかし、個人的には真ん中のシファも気になりました。このシファ、おそらくもともとはソシレファからやってきた属7のような気がします。ちなみに第1型のカデンツはⅠ→Ⅴ→Ⅰなので、属7をⅤ7ととらえたら、第1型のカデンツである、ということには、変わりないのかもしれませんが(ここはあまり自信がありません)、シソよりはシファのほうが落ち着いていないので、シファからは落ち着いたドミに移りたいという力がより働きやすいといえそうですね。
 和声感の見直しになりました。私も今から洗濯です(汗)

ベートーヴェンのソナチネ5番

2011年02月03日 | ピアノ・音楽
 ベートーヴェンのソナチネ5番ト長調は、ベートーヴェンのソナチネで最初に出会った曲です。いや、私が弾いた最初のベートーヴェンだったかもしれません(ベートーヴェンの作曲ではないのでは、という説もあるようですが)。子供のころはつまんないなあ、と思って弾いていましたが、大人になってからはソナチネと言えばこの曲だと思えるぐらい印象の強い曲です。第1楽章の出だしを楽譜にしています。原曲はト長調で、1小節目、2小節目とももっと音が多いのですが、楽譜はハ長調、装飾音や2小節目後半を省略しています。

 そしてこのテーマ、和音のつながりの規則に従ったカデンツの第1型(Ⅰ→Ⅴ→Ⅰ)です(久しぶりに楽典を見ました)。出だしからいきなり終止形というのも強烈かもしれません。そしてこのテーマ、相当普遍的だと思います。

 続きはまた書きます。